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リビングから繋がる部屋は寝室で、リビング同様にモノトーンで締められている。
俺はそんな部屋のベッドに投げられ縛られている。
聖さんの恐ろしい程のスピードと力で上半身はひん剥かれ、この間とは違う染められてない縄に囚われた。
前手首巻縄首枷縛り…。と言うらしい。
首に、まるで首輪のように縄を巻き、正面から伸ばした残りの縄で両手の手首を縛る。へそ辺りで拘束されたこのポーズは結構恥ずかしい。
「色っぽいよ、ハルくん。」
スマホを向けられ写真を撮られているんだから尚恥ずかしい。
「あの、聖さん、何で写真撮るんですか?」
無返答。
「聖さん??」
「…ま、」
「へ?」
「御主人様だよ?ハルくん。」
はーーーーい、はいはい。そういうね。成程そうでしたそうでした。
「すいませんでした、御主人様。何故写真を撮られるのでしょうか?」
学んだんだ、恥じらいを持つから呼べない。俺はメイド喫茶のメイドの心意気で
取り敢えず呼ばなければいけないという設定で御主人様を使えばいいと!
「心が篭ってないなぁ…、ん?もう一度言ってご覧?」
「御主人様。」
役になりきればこんなのなんて事無い。
「俺を良く見て、状況を考えて、自分が誰に所有権を握られているか、しっかりと理解して、ほら、いい子だからちゃんと言ってご覧?」
あれ、なんか、え。
囁くように優しく教える様な声色で伝えられれば脳が溶けそうになる。
「ご、しゅじん…さま。」
死にたい。顔を隠したい。どんどんと顔に熱が集まる。
「良く出来ました。」
頭を優しく撫でられる。
よく分からないけど心臓がギュッと痛んだ。
「ほんとに可愛いね。」
「俺、おとこ…なんです、けど。」
「可愛いよ。はやく抱きたい。」
抱きたい。…だ、抱きたい?!
「はぁ?!ちょっとまて、何言ってんだ?!俺別にそういう趣味じゃないんですけど!!」
ふわふわとした思考は一気に冷め、現実に戻る。
いきなり感じた貞操の危機に暴れようとするが手が縛られていて、さらにベッドの上で動きにくい。
超絶ピンチ。
「大丈夫だよ。ゆっくり慣らしてから進めてあげるからね。」
「そういう問題じゃないですよ!!」
「スグに良くなるから…ね?」
甘く笑うんじゃないよイケメン金髪め。
顔面の良さに悔しがっていれば
肩を押され、身体はシーツの海に沈む。
あぁー、人生終わった。
残された衣類も剥ぎ取られていく感覚を感じながら全てを諦めた。
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