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存在
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突然携帯が鳴り響く。
誰だろ…。
画面をみるとあらきからだった。
今いつも通りの俺で話せるかどうか不安だったが出ないのもなんだか不自然だと思い、なるべく何も無いような声で電話に出た。
「もしもし?」
「もしもしーなるせー?」
「なるせだよ」
当たり前だろと笑みをこぼす。
あー、なんだろうな。
あらきは話してるだけでも元気を貰える存在だ。
とても、大切だ。
まふと同じように…。
「あのさー…これからそっち行っていい?」
「え、あぁ、別にいーよ。」
「じゃあ、すぐ行くわー。起きてろよー。」
「りょーかーい。」
じゃあと電話を切る。
時計を見ると12時をまわっていた。
なんでこんな時間に…。
まぁ、いいかと深入りするのをやめた。
涙のあとを消すように顔を洗った。
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