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無意識
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「ふぁー!」
朝日が目にしみり、目覚めと共に身体を起こす。
昨日は、お酒を飲んでそのまま寝てしまった、はずだったのだが、いつの間にか布団に運ばれていた。
ーあらきか。
すぐ隣で寝息がする。
その姿をみつけ、そっと頭を撫でていた。
ー優しすぎなんだよな…。つい、甘えちゃうっていうか…。今回の失恋も誰にも言わないつもりだったのに。
「いつまで、撫でてるつもり?」
「うぇ!?」
突然声がし、驚いて間の抜いた声を出す。
「ちょ、起きてたの!?てか!不意打ち勘弁。」
心臓に悪いと、そっと胸の当たりを撫でる。
「それはこっちのセリフ。いつ起きようか迷ったし。つか、そっちが勝手に頭撫でたんでしょ。」
ーそうだった…。
弁解する台詞もなくほうけっていると、ふっとあらきが笑う。
「まぁ、ひとまず、おはよ。」
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