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盟慈side
悲鳴のような声が聞こえて何事かと思い覗いてみたら桃の姿があった。
なんでこんなことになったのか、なんで俺が近くにいなかったのか...
もう、そんなのどうでもいい。
一秒でも早く
桃に触れたくて人の波を掻き分け桃を抱き上げた。
半年ぐらいぶりに抱き上げて顔を見た桃は死人のように青白くほっそりとしていた。
そして俺は自分を恨む...
なんで、もっと早く桃に会いに行こうとしなかったのか。なぜ。桃より櫂を選んでしまったのか。なぜ?なぜ?と考えてしまうが今は早くこの場から桃を連れ去りたい衝動にかられた。
連れていこうとしたら
保健医が駆けつけてきた。
息はしているが恐らく栄養失調、不眠症、ストレスが原因だと。
栄養失調?不眠症?
まさか、俺が桃の近くにいなかったからだと自惚れてもいいのか?
俺はこの時心に決めた。
何があっても、桃と一緒にいると。
櫂とのお遊びは終わりにすると。
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