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どうしても君に甘えてしまう私の願い
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こんにちは、月葉です。私は毎回弟の葉月に迷惑をかけてばかりです(泣)。薬飲めなくなった原因は、人間に強制的に飲まされた薬がトラウマになったことだ。ほんとに悲しい。
「まるで私が弟みたいじゃないか」
私は誰もいない部屋で呟いた。でも、何故か弟に甘えてしまう。なぜだろう?普通の双子、兄弟なのに………。
ガラッ
「ただいまー。月葉ー、食べれるかー?」
あ、薬飲んでない。でも飲めないしどうしよう。
あ、そうだ!
「ねぇ葉月?」
「んー?」ガサゴソ
「薬……飲ませて?」
「!?」ゴトッ!
あ、人参落ちた(笑)。って、笑ってる暇ない!!だ、ダメだよねー。薬が飲めないのは嘘じゃないし…。飲むことが出来ないなら飲ませてもらった方がいいに決まっている!
「は、葉月?お、お願い……………できる?」
「…………って」
「………………ん?」
「だから!飲ませるって具体的にどんな事だよ!」
「…………………口移しに決まってるじゃん」真顔
……………葉月がフリーズした。は?嘘でしょ!?
「ぉおーい……はーづきー?」(´・ω・`)ノシ
駄目だ。使い物にならんわ。完全フリーズしとる。もう寝よう。私は布団へ向かおうとした時、
ガシッ!
「…………へ?」
肩を掴まれ、顎をあげられ、口を塞がられた。しかも、舌が入ってくる。それと同時に薬と水が入ってきた。全部流し終えたのか、葉月が口を離してくれた。
「……お前が望んだことをしたぞ?早よご飯食べて寝てろよ、病人」
「え?…あ、………ぅん。分かったけど病人に向かって早よ食べって酷くね?」
あと、葉月が顔真っ赤にしてることは黙っておこう。怒れば面倒い。しかもさっきのは意外と格好良いぞ葉月。なんかキュンてきた。これだけは君にしか治せない病。“恋の病”だ。責任とって治してね?
「何微笑んでるんだよ…」
「微笑んでるって(笑)。いいじゃないか、笑っていないよりは」
「それもそうだな」
「ねぇ、一つ甘えてもいい?」
「私は弟だぞ(笑)。甘えていいって言うよりもいつも甘えてんじゃないか」
「甘えちゃダメだと思っても、どうしても甘えてしまうんだよねー。で?答えは?」
「もちろん良いけど?」
「本当に?いいの?」
「何回言わせんの(笑)。本当にいいよ」
「私の病が治るまで絶ッ対離れないで近くにいて。君のせいでこの病に苦しんでるの」
「え?何で私のせいなんだ?」
「発狂病でもなんでもない、恋の病だよ」
「!!??////」
「フフッ(笑)。絶対に治してね?」
「せ、責任とって私が治してやるよ。そんな病」
あらヤダイケメン(笑)。よく言えるわ、そんなセリフ。私は君を離す気なんて無いからね?例え弟でも。
「えぇ。絶対に治してよ、葉月」
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