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「じゃ、俺こっちだから」
駅前まで行き、竜樹に別れを告げる。
とぐっと腕を掴まれる。
「なんだよ?」
「あ、あの、先輩、今日うち来ませんか!」
突然のお誘いに少し驚く。
そういえば、竜樹の家行ったことねぇな。
俺んちは、近いから、裕太とかも混ざってたまに来るけど。
「え、別にいいけど。急にどうしたの」
「き、急っていうか。ずっと誘いたかったんですけど中々…」
よく分からんが、そういうものなのかも知れない。わかんないけど。
とりあえず、俺はうちに帰らず、竜樹の家へ行く事にした。
電車の中で、親にメールを打つ。
今日は、ひろが来る予定だったから、丁度良かったかもしれない。
ひろとは、あれからも意外と普通の関係だ。
俺としては、その方が有難いんだけども。
やっぱり、メールとか電話をするひろに胸が苦しくなるのも事実で。
柔らかく笑うひろを俺は見たくなかった。
んで、なんとなく避けるようになっていた。
「あ、先輩この家です」
着いた竜樹の家は、結構でかくてビビる。
なんだ、こいつんち金持ちか…
どーりで、ブランド物が多い訳だ。
と勝手に納得してると、竜樹はさっさと家の中へ入ってしまう。
慌てて中へ入ると外見を裏切らず、中もお金持ちオーラが漂っていた。
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