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パシャ
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キョウヤのスマホでもツーショット写真を撮りたいということで、撮影している。
オレのスマホのは、さっさと撮り終わったんだけど。
「くっつきすぎ。」
「これくらいそばに寄らないと、写らないよ。」
「うへぇー。マジか。カップルみたいじゃねぇか、これ。」
「だから、カップルだってば。撮るよ?いい?」
「うん。」
ちゅっ
パシャ
「ほえっ?」
なにした、今?
「嬉しい。」
「は?」
「壁紙にする。」
「ダメだから!」
「ロック画面は、サクだけのソロ写真にする。ホーム画面はコレにするから、いいだろ?」
「ダメだって!誰かに見られたらどうすんの。」
「誰も驚かないと思うけど。」
「なんで!」
「オレがサクのことを愛してるのはみんな知ってるだろうし。まぁ、この部屋着が可愛いすぎて驚くヤツはいるかもしれないけど。」
「オレの部屋着見て、驚くやつはいないだろ。まぁ、キョウヤがこんな可愛いの着てたらビビるだろうけど。」
「サクとお揃いだから嬉しい。」
「ふーん。まぁ、いいや。よいしょっと。」
ベッドの上にいるキョウヤを背もたれにする。
「おー、この部屋着、やっぱ気持ちいい!」
「くっつくと気持ちいいね。」
「でも、オレのうさちゃん写真、壁紙にしたら別れるからな!」
「絶対にしないから、別れるなんて言わないでください。」
「必死すぎ。」
「付き合って1日もたたずに別れるなんて、笑えないよ。」
「なぁ、お前の好きな子、誰だったの?」
「え、気付いてないの?」
「貧乳ちゃん…。」
「…目の前のこの子だけど。」
「え、オレ?」
「そう。サク以外ありえないでしょ。」
「マジか。貧乳ちゃんにキョウヤ取られちまうのかと思って焦ったぁ。」
「…驚いて声も出ないよ。」
「出てるじゃん。」
「鈍くてもズレていても大好きだよ。」
「んー。」
「好きな肌触りだわ、コレ。」
「ずっとくっついていたい。」
「ね、もっかい写真撮ろ?」
「このまま撮れそうだね。」
「おー、キョウヤ、画面越しでもムカつくほどイケメンだな。」
「ありがとう。」
「撮るぞー。」
「うん。」
「撮れた、撮れた。」
「もっと撮りたい。」
「ツーショット?」
「ううん。サクの可愛い写真。」
「え?いいけど。」
ベッドから降りてスマホを構えるキョウヤ。
「ちょっとだけ、お腹見せて?」
「いきなり変な注文ぶっ放すなぁ。」
「お願いします。」
「まぁ、腹くらいいいけど。ほれっ。」
「ご馳走様です。」
「どんどん来いよ!次はなんだ?」
「じゃあ、枕を抱えて。」
「あはは。なんだそりゃー。別にいいけど。こう?」
「うん。最高。天使。」
「あはっ。何それ!次は?」
「上着のボタン、少し外して?」
「こう?」
「上手。」
「少しだけ胸を見せて欲しいな。」
「キョウヤのエッチぃ〜。」
上着の隙間から乳首をチラッと見せてやると連写してるし!
「あはっ。キョウヤ、必死すぎ!ちょっと見せて〜?」
「え、ダメだよ。」
「見せろってぇ〜。うわっ!おっぱいしか写って無いのもあるじゃん!はずっ!女の乳首みたい!」
「美味しそう…。オカズにする。」
「目の前に本物いるのに?」
「え?」
「あはっ。エッチな目で見んな!」
なんか、自然にカップルじゃん。
オレら。
普段の馬鹿騒ぎの延長な気もするけど。
「サク…可愛い。」
「ばぁか。」
「大好きだよ。」
「お、おぅ。」
普段から可愛いとか、好きだとか言ってきていたけど、付き合うことになってから、改めて言われると妙に照れるな、コレ。
今までは冗談だと思っていたからな。
まぁ、イケメンの幼なじみで親友に彼氏モードも搭載されたってことだろ。
そんな今までと変わらんだろうし、気楽に考えちまってる自分がいる。
キョウヤとなら、エロいこともできるだろうし、なんならオレが女役やってもいいと思ってる。
キョウヤとくっつくの気持ちいいもんなぁ。
男同士なのにふしぎ。
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