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幸福論とは【utso R-18】
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注:シャオロンが可哀想で、大先生がクズです。
※鬱サイド
最近、ペットを飼い始めた。そのせいで、食費なんかが一人暮らしの時よりもかかるし、女遊びをしている暇もない。
それでもまぁ、楽しいし幸せやからええけど。
「んじゃ、俺帰るわ。」
「相変わらず帰り早いなぁ、大先生。」
「ペット飼い始めてん。待たせたら可哀想やろ?」
「ふぅ〜ん、ゴキブリか?」
「ちゃうわ!あれは非常食や!」
コネシマと一悶着した後自宅にむかう。健気に待っているペットのことを考えると、心が軽くなる。鼻歌を歌いたくなるくらいだ。
やっと着いて、家の鍵を開ける。
「ただいまぁ。お利口にまってた?」
返事がない。多分寝てるんだろ。寝室に行くと、案の定寝転がってる姿を見つけた。
そっと近付き、頭を撫でてやる。
「シャオちゃん、ただいま。」
ビクッと体が動く。視線を俺に向けてきた。
「トんでたんだ。そんなにいいんだねぇ、これ。」
グリグリとシャオロンの後ろに入っているバイブを動かす。前立腺に当たっているのか、頭をブンブン振りながら快感を逃そうとしていた。その姿にまた笑みが溢れる。
「今、話せるようにしてあげるからな。」
口に入れてたタオルを取り出す。唾液を吸って、重くなっていた。
「らい…せん、せ…こ…っ、れやぁ…ぁっ、とっ…てぇ…。」
「シャオちゃんちゃうやろ?大先生って呼び方じゃなくて鬱ってよんでよ。な?」
バイブをもっと深くに挿し込む。シャオロンの体が快感に悶え苦しむ。
俺は立ち上がり、愛しのペットにニッコリと微笑んだ。
「夕飯できるまでそのまんまな?」
寝室を出るとき、シャオロンの顔は歪んでいた。それを見るのが、俺の最近の楽しみ。
多分、「異常」って言われるかもしれへんけど別に構わない。だって、幸福の定義なんて人それぞれなんだから。
夕飯の準備中、ケータイに電話がかかってくる。発信はトントンだ。
「あ〜、もしもし?」
『大先生か?』
「そうやけど、どないしたトントン?」
『シャオロン知らんか?最近電話に出えへんし、行方不明なんだ。』
『大先生なら、知ってそうやと思って』と、トントンは焦った声で言う。相変わらず、鋭い男だ。でも、ホントの事を言うわけがない。
「知らんな…、俺も姿見てへんし…。」
『そうか……なんか分かったら連絡してくれへん?』
「ええよ。至急伝えるわ。」
嘘やけど。
電話を切ってほくそ笑む。誰にも教えてなんかやらない。
(シャオちゃんは、俺の大事なペットなんやから…。)
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