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最悪のお告げ【zmgr】
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※ゾムサイド
敵に周りを囲まれ、戦うどころか逃げることすら出来ない。
敵の指揮官らしき男はニヤリと笑った。
「さて、グルッペン・ヒューラー。貴様が出てくれば、護衛のそいつは助けてやろう。どうする?」
ゲス、そんな言葉が目の前の男にはピッタリ。
でも、グルッペンはそんなんで出て行くような奴やない。同じくらい、いやそれ以上にゲスやからな…。
「分かった。」
「え…?」
俺を押しやり、スタスタと歩いていくグルッペン。
止めようと追いかけるが、敵に取り押さえられてしまった。
「クッ…!待てやグルッペン!!」
呼べば、顔だけ振り返る。その目はとても静かだった。
「お前!そんな簡単に捕まってええんか!!?
全員が懸命に戦って守ってきたのに、なんでそう安安と降伏する!!」
叫んでも、怒鳴っても、グルッペンの表情は変わらなかった。
そのかわり、ボソッと何かを呟く。
「何!?今のはなんて…!」
「おい、その騒がしい野犬を黙らせておけ。」
腹に一発蹴りが入る。強烈だったせいで悶える。
グルッペンは、また歩き始めた。
「グル…ペッ……ン…。」
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