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キラキラが止まらない【osht】
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※ひとらんらん視点
全速力で、廊下を走る。
後ろから追いかけてるのは、オスマン。
俺が、今さっき片想いしてると自覚した相手。
まあ、そんな相手だからまともに話せないわけで。
トイレに駆け込み、扉を閉め鍵をかける。
開けようとしたのかガチャガチャガチャっとうるさくドアノブが回った。
「くっそ!開けろやひとらんらん!」
「うるせぇ!頼むからどっか行けよ!」
「なんで最近俺と喋らへんのか理由を言え!」
理由?ンなの言えるわけねぇだろ!?
しばらくそんな攻防戦が続き、やがて外が静かになった。
「なあ……、なんでか教えろや…。」
「………。」
「俺、なんかしたか?」
「してないけど…、今は顔合わせられない。」
「悪い」と、謝ると外から啜り泣く声が聞こえた。
え、あいつ泣いてんの?
足音がドアの前から離れていく。やっと、出られると思いドアの鍵を開けた。
「ひっかかったなぁ!?」
バンッと強い音の後、ドアが開いた。
目の前には居なくなったと思ったオスマン。
「さあて!言ってもらおうか!?」
顔を寄せてくる。
近い…、キス出来るほど近いよ!
といううか、久しぶりにオスマン見たせいでまたキラキラが…。
顔が熱くなる。オスマンは笑った。
「なんや?まるでキスして欲しそうな顔やな。」
こいつ、まさか分かってやがるのか。
「どけ」と一言言いたかったが、俺は益々顔を赤くするしかなかった。
この後、コネシマが来るまでこの状態は続いた。
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