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入学式 4
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「嫌だからな…」
「うぇっ……(泣)」
「うぜぇ…」
【灼……最低ー】
うっせー
友達なんて、知り合いからグレードアップしたみたいなやつだろ?ただ仲良くなって、笑いあって、遊んで……そんな友達なら俺じゃなくて他でも出来るだろ…そもそも友達ヅラして最終的にいい様に使われて裏切られる奴も居るってこと分かってんのか…
猫を見ると目がうるうるしていた。
「友達じゃなくて、話し相手になって欲しい…じゃダメ?」
「俺は誰も馴れ合うつもりはこれぽっちもない」
「ボッチは寂しい」
「気楽でいいだろ」
「今もこうして僕と話し相手になってくれてる」
「………………勝手にしろ」
「うん!」
こうして懐いた猫を手懐けた。
【もうペットじゃな♪】
『ヒタキさんエサやるので這いつくばって下さい』
【!?】
猫と歩いていた。
学園の所に人が集まっていたので俺達も混ざる。
人数は少ない。むしろこれが丁度良かったり♪
「そう言えば名前教えてなかったね!」
「そうだな…」
「僕は猫渕 迅だよ!」
「俺は…灼」
「苗字は?」
「…………」
「あっ!無視しないで!」
猫渕(ねこぶち)はむすぅとした顔をしながら付いてくる。
「いつか分かる…」
ボソッとそう呟いた。
猫渕はポカーンとしていたがすぐさま我に返る。
「気になるなぁ~」
猫渕はそう呟くと小さな声で
「秘密があった方が面白いよね」
と言いニコッと笑った。
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