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【番外編】金と黒 14
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やっぱり健人は新しいかわい子ちゃんに決めたようだ。
明は凛と二人で個室に入り、向かい合うようにソファーへ座る。始終、緊張している凛は、そわそわして落ち着かない様子。頬もほんのり赤い。話は十分にしたので、早速、小さな身体を押し倒した。
「健人とはキスするの?」
「えっ!?……しま、す……」
「優しい?」
「そうですね……優しくしてくれると思います」
「相手のこと考えずに腰振る馬鹿も優しくするか……」
明の時は見物客に見せびらかす時ぐらいしかない。そもそもといえば、これは明に原因があって、過去に一度口づけを拒否してから、そういう暗黙の了解が出来てしまったからだ。
甘いのは嫌い。セックスをするより恥ずかしい。
「明さん?」
「んーん。俺もキスしていい?」
凛に問うと、こくんとはっきり頷く。それを見て、ぷっくりした唇に口づけを落とした。
ちゅ、とリップ音を鳴らしながら唇を啄む。凛のふっくらした唇は、意外と柔らかかった。ふにふにと軽い口づけで遊んでいると、凛が明の首に腕を回して唇をそっと開いて。求めてくる凛に応えるように、明は凛の口腔へ舌を差し入れた。
「ん……ぁっ……」
上顎を撫でれば、凛は小さく震えて鳴き声をあげる。それでも、健気に舌を絡めてくるところが可愛らしい。一回の濃厚な口づけで、凛の瞳は蕩けていた。か細い声で「明さん……」と呼んで、これで健人も虜になるわけだと思った。
明はなにも言わずに瞳だけを細めて、凛の服をたくし上げる。そして、滑らかな肌に手を滑らせると、キスだけで尖った突起が引っかかって。体毛も肌色も薄い身体は、ネコとして申し分ないほど完璧だ。
突起を引っかけるたびに凛はくぐもった声を出して、腰を捩らせた。それに、乳首はふっくら膨らんでくる。反応が良いのも申し分ない。ついに明が桃色のそこをぎゅっと強めに摘むと、ひくんと凛の身体が跳ねた。
「あっ……明さん、そこ、や……」
「そう? 見た感じ嫌じゃなさそうだけど。健人はちゃんと触ってあげてたの?」
「は、はい……」
「そうなんだ」
引っ張ったり、抓ったり、こねくり回したり。
色んな方法で苛めていたら、凛の前は窮屈そうになっていた。明は手早くボトムと下着を剥ぎ取って、空いているスペースに投げる。
擦り寄せる太腿の先には、きちんと反応を示している凛のペニスがある。明の中で小ぶりで可愛らしいイメージがあったが、案外普通のサイズで凛も男なんだなと改めて認識した。勃起して先に蜜が滴るペニス。なんだか触らなくても射精しそうな勢いだ。
「凛は乳首だけでイけるの?」
だから思わずそう聞いてしまう。だが、凛はぶんぶんと大きく首を横に振って。
「ないです、無理です……!」
多分この言い方だと健人とはしていないようだ。
明は「ふーん」と素っ気ない返事をしつつ、凛のモノに触れ、人差し指をちょんと鈴口に添えた。そして、離せば、そこは透明な糸が引く。
これはいける。そう確信して、手を再び凛の乳首へと持っていった。
「出来そうだから、乳首だけでイってみなよ」
「え、明さん……っ、ん……!」
戸惑いの声をあげる唇は面倒なので早々に塞いだ。ぐちゅぐちゅと犯すように凛の口内で舌を絡めとり、時々、吸い上げる。胸の刺激も強めにすれば、凛は鼻にかかった声で鳴いた。
凛がもぞもぞと動くのがわかる。イきたくてもイけなくて、もどかしいのであろう。しかし、だんだんと乳首が敏感になってきたのか、ふるふると震え始めて。銀糸を繋ぎながらも唇を離した明は、突起を強く摘んで引っ張りあげた。
「いたぁ……! うそ……ぁっぁっ、イく、あ……っ!」
凛ともなれば、少々の痛みでも快楽に変わるはずだ。これは同じネコだからこそわかることである。
明のその読みは当たりで、凛はびくっと身体を震わせたあと白濁を零した。触らずの射精で、すべて出し終わったそのあとも凛の身体はひくんと余韻で跳ねている。涙が零れそうな瞳に、火照った頬。可愛らしい雰囲気もだいぶ色香が増した。
「イけたね」
その様子を見て明はふっと笑い、凛の腹の上に飛んだ精液を指先ですくうと、そのまま口に持っていってぺろりと舐める。誰にでも言えることだが、やはり美味しくはない。
すると、ぎょっとした凛が慌てて上体を起こした。
「……っ! 駄目です! 明さんがそんな汚いもの舐めちゃ!」
「汚いものだと思ってたら舐めてない」
そのあとも凛から「駄目なものは駄目なんです」と聞こえてきたが、明はそそくさとローションボトルを手にして、再び凛の身体を倒す。脚を開かせ、とろっとローションを蕾に落とすと、元気に喚いていた凛も黙ってしまった。
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