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しつこい!!
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───────…
「だ~か~ら…しつこいってば!!!!!」
学食へ行く途中の廊下で悠人の呆れた声が響いた。
角谷は悠人に金魚のフンのように抱き着き、キスしたことについてずっと謝っている。
「だっで…ズビッ……グスン」
「ちょっと鼻水…、チーンして!!」
悠人は角谷の鼻にティッシュをあてると角谷は鼻をかむ。お前は赤ちゃんかと内心ツッコミまくりだ。
「はりゅと───!!」
悠人より30センチ差がある男は、その小さい体にのしかかる。
──── 重い……くっそ重い……
「いっじょに…朝ごはん食べでぇぇえええ」
断っても断らなくても面倒な男。どのみちグズグズするのなら「わかりました!!!!」と答えるしかなかった。
そんなこんなで悠人の目の前にはさっきまで泣いていたヤツがニコニコしながら朝食を食べている。
──── ずっと無視していたが、するのも面倒臭くなってきた…。そーいえば、こいつコンドーム野郎だよな…関わらないようにしようとしてるのに…
結局悠人は角谷と一緒にご飯を食べ一緒に登校したのであった。
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