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手汗
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手汗汁(てあせじる)がヤバイ。そんなことを思いながら、悠人は角谷の手を握る。外へ出れば、映画を観てかいた汗が冷えた。外は街の明かりだけが、進む道の頼りとなる。
悠人「先輩…どこかに泊まるんですか?」
角谷「ホテルかなぁ…」
悠人「ホテルですかぁ」
──────ん…?"ホテルですかぁ"じゃないよ!!
ホテル?!!えっ??先輩と!!??
悠人「シングルは空いてますかね…」
角谷「ダブルだけど?」
悠人「えっ?」
角谷「もう、予約したし」
悠人「先輩と同じ部屋ですか?」
角谷「うん」
────えっ…ええええええええええ!!
角谷と2人でなんて何をされるか分からない。大方予想は付くが…
嫌ではない。いや…嫌だ。もう、ホテルを予約したならそこに泊まるしかないが。心の準備ってものが必要なんだ!!
悠人「変なことしないでくださいね…」
角谷「……頑張る」
そこは"はい"と答えてよ。
熱い。寒いはずなのに。
ぐるぐるとこの後のことばかりを考えていると、宿泊するホテルへ着いてしまった。
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