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ドキドキ
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* * *
久しぶりの教室。ドアを開けようとする手が動かない。元々、クラスに友達はできなかった。不登校扱いとなっていた悠人に向けられるのは白い目だろう。
角谷「悠人、大丈夫。友達は100人いなくていいんだよ。どんな目で見られようが、他人は他人。」
悠人「いや、あんたのせいで今も白い目で見られてます。取り敢えず、俺の腰に股間を擦り付けないでください。」
角谷「やぁん///悠人が冷たいっ」
悠人「卑猥な声を出さないでください!!てか、先輩………自分のクラスに戻っていいよ」
角谷「ん…悠人、昼休み…食べるからね」
それは悠人をという意味だろう。悠人を心配してここまで引っ付いて来た変態。
角谷「俺の悠人。他のヤツに触られたらこの防犯ブザーを鳴らすんだよ?」
─────いやいや、僕は小学生かっ!!
懐かしいと思ったが、流石にこれは……
悠人「使わないよ」
角谷「持ってて。すぐに助けるから」
悠人「いや、なにから?」
角谷「ストーカーから」
─────それは、お前だろ!!!!
角谷は悠人のスクールバッグに防犯ブザーを付けると、悠人の頬に唇を付けた。
それでは止まらなくて、柔らかな頬を揉み、唇にブチューとキスをする。それは、悠人の口の周りには角谷の涎が付くほどに。
角谷「悠人〜、はるとぉ……はるとぉ」
角谷は悠人の匂いを嗅ぎ、欲情している。変態モードに突入したらしい。
悠人「先輩、そろそろ時間だから」
角谷「うん…愛してる」
悠人「ぼっ……僕も…………」
─────なんでこんな変態相手に僕は照れてるのだろうか。
悠人は逃げるように教室のドアを開けた。開ければ、視線を向けられると思いきや、案外そうでも無かった。ポツリと席に座る。
教室の窓から見える大きな空に吸い込まれるように、意識が遠くなる。
「───っ…あいばっ!!」
誰かに名前を呼ばれている気がする。気のせいであろう。このクラスに友達はいない。
「愛葉!!」
悠人「はひっ!!!」
いきなり名前を呼ばれるからなんか変な返事をしてしまったではないか!!と、ムスッとしながら、相手を見る。
「お前、あの体育館で騒動を起こしているメンバーの一人だよな?」
騒動?とはあのやればできる子の活動(コンドームをばら撒く)の事であろう。
素直にイエスと答えるなんて、そんな馬鹿なことはしない。
悠人「さぁ?」
「俺、その…気になって……」
悠人「何が?」
「動画で………その………」
なるほど…彼は動画で流れたAVが気になっているようだ。もしかしたら、もしかしなくても…
悠人「好きなの?」
「多分…それについて、色々教えて欲しくて…」
悠人「いや、他の人に聞いてよ」
「流石に無理だって、クラスで知ってるの愛葉だけだし」
男、笹川(ささがわ)が引き下がることは無いだろう。悠人は困っていた。自分はあの組織を裏切った、裏切り者だからだ。片桐に、笹川を任せたいが…片桐と話せるような立場ではない。
悠人「分かった………いいよ」
笹川「ありがとう!!」
担任が教室に入ってくると「また、後で」と笹川は自分の席に座った。
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1年A組 愛葉悠人(あいば はると) 主人公 被害 BL漫画など 一人称→俺だったり僕だったり 腐男子歴7年 姉がいる 黒髪
2年S組 梅乃屋 角谷(うめのや かどや) 悠人より30cm高い 被害 ひ・み・つ♡ 一人称→私
1年C組 片桐 佑 (かたぎり たすく) 被害 潮吹きチアリーダー 一人称→俺 茶髪 好きなAV女優『はるか』←8ページを読めばわかります
1年A組 笹川 (ささがわ)
性欲に目覚める
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