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ひきこもり
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扉を開ける気配がしない。角谷はやってしまったと後悔した。
角谷「悠人………ごめんなさい。俺がすべて悪いです。反省してます。」
悠人「反省してもまたやるでしょ?」
角谷「………」
悠人「ほら無言!!先輩は僕を怒らせる天才だね」
角谷「ごめんなさい。悠人…悠人………」
トイレの外から鼻水をすする音や嗚咽が聞こえる。角谷は号泣しているようだ。
泣いても許さないから。
ぐぅ〜
お腹すいたら余計イライラする。
角谷「うぅ…はるとぉ……はりゅとぉ」
悠人「あぁ、もう!!」
決して変態を許したわけではない。腹が空いたから学食へ行く。そのためだ。ドアを開けると土下座をした角谷がいて、床は濡れている。
全部角谷の鼻水と涙だろう。
角谷「はるとっ……ごめんなさい……嫌いにならないで」
悠人「本当に変態で馬鹿だね……僕が先輩を嫌いになるわけないじゃん」
悠人はしゃがみ込むと角谷を起こした。角谷の顔が見えると悠人はプッと笑った。
悠人「汚い顔」
そう言って悠人は角谷の涙を手で掬うと、角谷が悠人の胸に顔を付けた。
角谷「はりゅとぉぉお!!愛してる!!」
悠人「先輩、僕が汚れるじゃん!!」
って言ってももう遅い。悠人の体は角谷によってベタベタになる。仕方ない。諦めが付いた。
悠人「僕、お風呂入ってから学食行く」
角谷「………一緒に行く」
いつもより大人しい角谷は悠人の後ろを着いていった。
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