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8月9日(ハグの日) 番外編♥Ⅱ
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チャイムが鳴れば変態が泣きながら教室から出ていくわけで、俺の平和な時間が訪れた。まぁ、50分だけだけど…
きっとバックやら何やらに盗聴器を仕掛けているだろう。もうソレについては諦めたが…
───────…
先生「はい、ではこの主人公の気持ちについて……愛葉」
悠人「この主人公はストーカー…ではなく新しく入った同居人の行為が気持ち悪く、家から出てってくれないかな…という気持ちです」
先生「合っているが、教科書の文から抜き出してくれ─────…」
主人公の気持ちとシンクロしてしまって、思わず今の気持ちを答えてしまった。悠人の私物を盗む癖がなおらない角谷。今朝も悠人に怒られ涙と鼻水を流しながら必死に謝罪をしていた。
悠人「はぁ…」
椅子に座るとプリントの端に自作漫画の主人公を落書きする。授業も先生の子守唄のような話し方で眠くなるし、落書きは眠気覚ましには丁度良い。
あと10分でチャイムが鳴ってしまう…
じー
じー
なんだ?この突き刺さるような視線は。最近習得したスキル気配察知により悠人は変態の視線を気づけるようになったのだ。
もう、2年生の授業は終わったのか…
変態は授業が終わるなり人間離れした速さで1年の教室へと来ていた。
角谷「(はぁはぁ…はりゅとぉ…可愛いよぉ…黙々とプリントに集中する姿は天使。横顔はプルンとした頬がかわゆくて、そして綺麗な金髪が窓から差し込む光によってキラキラする。ハァハァハァハァ…)」
悠人「(コイツ(変態)いつか過呼吸で死ぬと僕は予想する)」
角谷「(チャイムが鳴っても鳴らなくても、悠人の姿をこのスマホに収める。この至福の時間…。1日、悠人の姿、変化、全てを記録し、上手くできれば悠人のパンツを収集。今日は、悠人から抱きしめてもらえるようにプランも考えてある。ふふっ…ぐふふふ)」
ブルブルの悪寒がし、悠人は両腕を擦る。
絶対何か企んでいると危険を察知し、残りの時間どう逃げるかそれしか考えられなかった。
─────────────
1年A組 愛葉悠人(あいば はると) 主人公
被害 BL漫画など
一人称→僕
腐男子歴7年 姉がいる 金髪
2年S組 梅乃屋 角谷(うめのや かどや)
悠人より30cm高い 被害 ひ・み・つ♡
一人称→俺
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