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8月9日(ハグの日) 番外編♥Ⅳ
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「悠人くん!!!」
現れたのは角谷である。追いかけられ、あんなに嫌がっていたのが、今や喜んでいる。見つけ出してくれて良かったと、悠人はほっとした。
悠人「先輩っ!!!」
角谷「ハァハァハァ♥」
そう、助けに来た王子は変態…。鼻息が荒いし、鼻血も出しっぱなしである。そんな変態を見ても今の悠人には王子様にしか見えない。
悠人「ひゃんっ!!」
※今のは変態のせいではない。悠人が腰を抜かしたのだ。
ぷるぷると震える足。どう頑張っても力が入らない。悠人は真っ赤にして、両手を広げた。
悠人「……………先輩抱っこ」
角谷「ぐはっ!!!!!」
なんだこの攻撃力は。悠人の可愛さに殺られた角谷は盛大に鼻血を噴き出した。
走って汗で濡れたシャツ。そこから透けて見える肌と乳首。頬や首に貼り付いた髪。赤く染まった頬と、少しだけ速い息遣い。そして見上げてくるウルウルの瞳。
かわゆい……かわゆすぎりゅ………
みるみると上がる体温を感じ次に来る奇襲を予感する。
ズンッ
痛い…痛い…主に下が………
変態の下半身のロケットランチャーは今にも発射しそうである。
変態「はりゅと……ハァッハァ」
悠人「先輩、はやくっ」
角谷「ふぅ…………うん」
優しく悠人を抱き上げると、温かな体温が伝わった。軽い。そして甘い香りがする。
悠人「………かえろ?」
角谷「そうだね(俺らの愛の巣に)」
ぎゅっと密着してくる悠人。いつもとは違う甘々に角谷は天に召される気持ちだ。
計画とは違ったが…………
これはこれでいい!!
いつもよりも近い距離で過ごした1日に満足な角谷であった。
【8月9日(ハグの日) 番外編♥END】
おまけ
悠人くん悠人くん。ハグの日は悠人くんからハグして欲しい。だから計画したの。
悠人が怖がって俺に抱きついちゃう作戦。
幽霊が出ると噂される森へと悠人を誘導しカッコ良く助けに来た俺が登場!!
「助けてっ!!先輩っ!!(角屋の裏声)」
「悠人くん、俺が来たからにはもう大丈夫だ。(キリッ)」
そして悠人が俺に抱きつくっ
という予定だったけど……
まさか抱っことは………
とても美味しかった………
盗撮には失敗したが、悠人の「先輩抱っこ♥」は録音済みである。
悠人「先輩、なにニヤニヤしてるんですか?」
角谷「はるとぉ……抱っこ」
悠人「僕が先輩をですか?無理ですよ?できません」
角谷「はりゅとぉぉぉぉお!!!!」
悠人「ぎゃぁぁぁぁぁあ!!!!!!」
変態に潰されキレた悠人。
ベチンッ!!!!
それはとても良い音であった………
次の日、角谷の頬は小さな真っ赤の手跡で腫れていた。
♥おわり♥
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