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(8)R-18
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腹の減る匂いってあるよな。
それまで普通だったのに脳みそのどっかが刺激されて、激しい飢餓感に襲われる匂い。
色んな体裁とか立場とかかなぐり捨てて心ゆくまで食い散らかしたい衝動を突き動かす。
こう太の甘い匂いってそんな感じ、ってこう太の首筋に顔を埋めながらそういうと「バカ」って小さく言われた。バカだもーん。
(8)R-18
チュッチュッと音の出るような軽いキスをこう太の唇に落とすと、こう太の表情も段々ととけてくる。
すっげぇ、そそられる。
世の恋人達が聖夜だからってヤっちゃうみたいに、ずっと前からクリスマスに託つけて美味しくいただいちゃおうと思っていた。
我慢できなくなったわけではないけれど、そろそろこう太のことを貪りたい。
奥まで突いて、揺さぶって、喘がせて、いっそ溶け合ってしまいたい。
こう太に深く口付けながら心の中で「いただきます」と呟いた。
全部服を脱がせて裸にすると、恥ずかしいのかこう太が俯いてしまう。
俺はというとこう太の裸が見れて満足だった。滑らかな肌も、しなやかな体つきも、小さなヘソも、ピンクの突起も、幼い性器も、全部が全部可愛くてしょうがない。
最近、デレ期なわりには一緒に風呂には入ってなかったから、なんだかんだ裸を拝むのは久しぶりだ。
明日も休みなのをいいことに、あっちこっち吸い付いてキスマークをつけていく。休みの間中、消えないように毎日吸ってたら怒るかな。怒るだろうな。
「んっ…」
そのまま乳首にも吸い付いていたら、こう太から鼻にかかったような声が漏れ始める。
俺のことおっぱい星人とか言っちゃうけど、多分こう太も胸弄られんの好きだと思う。声が甘い。
夢中で吸い付いていると、頭をベシベシ叩かれた。おぉ、頭叩かれんの久しぶりだなぁと思って顔を上げると、赤い顔のまま不満そうな顔のこう太が俺をじーっと見ていた。
「どした?」
「…ず、ずるいと思うんだ」
「何が?」
「ぼ、ボクだけ裸で、お父さんは服着てるの…」
一瞬ポカンとしてしまったんだけど、ジワジワと笑いがこみ上げてくる。
そんな俺をさらに不満そうな顔でバシバシ叩いてくるので「ごめんごめん」って謝りながらトレーナーに手をかけた。
三枚くらいまとめて脱いでから適当に床に放り捨てる。下はポケットの中の物を出してから同じように適当に投げ捨てる。
最近ジムに中々行けてなかったから弛んだらどうしようかと思ってるけど、ちゃんと腹筋は割れているし、二の腕の筋肉もしっかりついているので安心する。
でもジム行きたいなぁと思いながら腹筋を触っていると、こう太がさらに真っ赤になっているのに気づく。
「何?父ちゃんの腹筋見て興奮しちゃった?」
「き、気持ち悪いこと言うな!!」
「こうちゃんのエッチ」
「うううウルサイ!!」
真っ赤になって声を荒げるこう太の口を自分の口で塞ぐ。
そのまままたこう太を膝の上に乗せると、舌を絡めてお互いの唾液を貪った。
こう太は俺の首に手を回すと体を密着させてくる。どっちのかわからない鼓動は凄く早い。
密着させすぎて、俺の腹にこう太のチンコがやんわりと当たっている気がする。
触ってくれとねだっているようでもあり、我慢できないと自分から擦り付けにきているようにも思えて、エロい仕草に熱が溜まる。
本人は気づいていないから茶化して拗ねられても困るので、俺は手を伸ばして尻たぶを軽く揉み始めた。
「あっ…」
耳に小さな声が入ってきて余計に煽られる。入口にそっと触れると体が跳ねた。
「怖い?」と尋ねると、こう太は首を横に振って否定する。
見えないけど、多分顔真っ赤になっていると思う。
俺は手探りでベットの上に置いといたローションを探すと、掌とこう太の尻に垂らした。
「へぇ?な、何?何これ?」
「大丈夫、怖くねぇよ」
ぬるつくそれを後孔の入口に擦り付けてから、一本、ローションまみれの指を差し込んだ。
こう太の体が強張るけれど、熱くてきつい内部は吸い付いてくるように俺の指に絡んでくる。
「痛いか?」
「痛くないけど…なんか気持ち悪い…」
それでも何度か抽挿を繰り返していくと、こう太の口から喘ぎ声が漏れてくる。その声が耳にダイレクトに入ってくるからヤバイ。
だけど、それはこう太も同じみたいで。グチュグチュという指を出し入れする水音が耳に入ってくるのが恥ずかしいらしく、俺の首元に顔を埋めていた。
そんなことされちゃうと益々いじめたくなるよな、と思い。
「あっ…!」
指を二本に増やすと、こう太が切なげな声をあげた。可愛い。
無遠慮に二本の指でナカを擦っていくとこう太の吐く息が甘くなっていく。
そして指がこう太のイイとこに触れたらしく、こう太は小さく声をだして体を震わせた。
途端、後孔が俺の指を締めつけ腹に何やらあったかいものを感じる。
こう太は耳まで真っ赤にして荒い息を繰り返していた。
あぁ、イっちゃったのか。
「うぁっ!ご…ごめんなさい…」
「何が?」
「お…お腹に…出しちゃった…」
ちょっと涙声でそう呟くのが可愛くて頬にキスしてやる。こう太の右手が離れたかと思うと、俺の腹筋を触られる。
どうやら腹にかけてしまった精液を拭っているみたいで、正直こそばゆい。
「くすぐってぇからいいよ」
「だって…汚い…」
「別に汚くねぇって」
こう太の右手についた精液をべろりと舐めとると、こう太の目玉がポン、と飛び出た。
そんで何やらワナワナしているので、怒るかなと思ったので指を増やしてうやむやにする。
「ちょっ…こらぁ…」
ほっぺたに軽くチュッチュッとしながら指を三本にしてナカを解かしていく。
俺に抗議するための手はそのまま自分の声を抑えるための手となった。
その手の甲にもキスを落としてやった。
「ふっ…ん…ふぅ」
そっからはもうすげー時間をかけた。
俺でさえ時間長いと思ってるんだから、されてるこう太はもっと長いと思っているかもしれない。
今まで何人か女と寝たけど、多分一番時間をかけていると思う。
一生懸命声を押し殺していたのがそのうちその手もだらんと落ちていき、恍惚の表情で甘い声をあげていた。
大分俺の方も余裕無くなってきてるけど、それでも。こう太を痛がらせるのだけは嫌だから時間をかける。
あの夜の挿入はちゃんとほぐしてなかったから裂けたんだと思う。
二の舞にはなりたくなかった。
「も…とぉさん…!指…やだぁ…」
涙で潤む瞳で俺を見つめる顔がパティに似ていてゾクリとする。
「いれていいよ…」
やめろ!そういう顔でそんなこと言うのやめろ!
あぁ、でもそろそろいいかな、とか思っていたらこう太が俺の膝の上でモゾモゾし始める。
なんだろうと思っていたら、俺の首に腕を回したままゆっくりとベットの上に降りた。
「どうした?」
「このかっこ、つ、つかれる…から。…横になっていい?」
顔を真っ赤にしながら呟いた言葉の意味はすぐにわかった。
押し倒していいよってことだと思う。
でもその体勢は怖がるじゃないかと思うと、どうしても躊躇してしまう。
「こわく…ないよ」
そんな俺の心情を悟ってか、こう太が小さく呟いた。
俺の唇に軽くキスしてから、ふんわりと微笑んで。
「おとうさんと一つになりたいな」
そんな殺し文句を言われたんじゃ我慢なんてできるはずもなく。
戸惑いも理性も全部捨ててこう太をベットに押し倒した。
「目瞑って。開けるなよ」
それでも、やっぱりちょっと怖いから目を閉じててもらう。
以前、俺が視界に入らないようにとバックでヤろうとしたら、押し倒す以上にこう太が怯えて取り乱した。
どうやらその体勢で俺に犯されたらしく、可哀想なくらい泣いてしまった。
それを考慮しても、多分目を瞑ってしまえばこの体勢でも大丈夫な、はず。
とりあえず見られていない間にゴムをつけて、その小さな後孔に擦り付けた。
「力抜けよ」
ゆっくりと沈めていくのに比例してこう太の眉間にシワがよっていく。
ナカはキツいけど溶けてしまいそうなくらいに熱く蕩けていた。
久々の性行為、しかも愛おしい息子としているという背徳感に背筋がゾクゾクと震えすぐにでも絶頂に逝ってしまいそうなくらい気持ちがいい。
「あっ…」
シーツに頭を擦り付けて痛みに耐えているみたいで、辛そうな表情なのに気持ちいいって感じているようにも見えて、今までみた女達の感じた表情よりも綺麗だった。
そんな綺麗なこう太の脚をはしたなく広げて挿入しているという事実にさらに興奮する。
最奥まで到達して息を吐くと、こう太の目からボロボロと涙が零れてきた。
それを親指の腹で拭ってやると、ふ、とこう太が目を開けてこちらを見てきた。
「怖い?」って尋ねると小さく首を横に振ってくれる。
「そうだよな」って、こう太に聞こえないくらいに小さな声でつぶやいてから、俺は腰を前後に動かしてこう太のナカを擦っていく。
ベットの軋む音や挿入部分のズプズプという淫らな音に俺は興奮し、こう太は羞恥に頬を染めていた。
「ひぁ…!はぁっ…あっ…あっ…」
俺にしがみついて顔を真っ赤にしているのが可愛くて、何度も額やら頬やらに唇を落としていく。
段々とこう太の腰も一緒に揺れて来る。
多分、怖がっていたのは俺の方だ。
傷つけるんじゃないか、壊すんじゃないか、嫌われるんじゃないか、って。
だけど、もう腹をくくったじゃないか。
まだ小学生で、同じ男で、血を分けた息子っていう、どうあがいても死後地獄へ倍率ドンな代物なのに、それでも本能のまま愛そうって。
もし、来世が人間じゃなくて鬼にしかなれない、って言われても構わない。今はこの快楽だけを享受しよう。
「お…とうさん…あっ…あぅ…ん…」
「こう太、すげー可愛い。愛してるよ」
「ん…もっと…いって…好きって…」
「好き、だーい好き」
こう太の左手が顔の隣に力なく落ちたので、その掌に自分の掌を重ね、指同士を絡ませた。
その時に青いブレスレットが目に入って、「あ」と気づく。
自分の左手にしてあるブレスレットを外して右手に付け直すと、思ったとおりお互いのブレスレットがカチャリとぶつかった。
聖斗が言っていたことが何となくわかり、ちょっとだけ幸せな気持ちになる。
「おとうさん…ボク…もう…」
「いいよ、イっちまえ」
「あっ…やぁぁ」
小さく震えてからこう太はその白い肌に吐精した。
そのエロい光景と連結部の収縮によって俺も溜まった熱を吐き出した。
お互いに荒い息を繰り返しながらも、引き合うように唇を重ねて、繋いだ手をギュッと握り締めた。
*
「腰が痛いよ~だるいよ~」
こう太は俺の背におんぶされながら、かすれた声で抗議を繰り返す。
結局、一回じゃ収まらなかった俺に、こう太は疲れて寝ちゃうまで突っ込まれ続けた。その結果、こう太は起き上がることもできなくなった。
それのお詫びで朝からおんぶで移動したり、あれやってこれやってに応えていた。
今は台所でおにぎりを握っている。
何でか知らないけど眼鏡をしながら。
「もー落ちるー」
「ハイハイすみません」
両手でおにぎりを握っているせいで脚を掴んでいられないので、こう太が落ちそうになる。
そうならないようにちょっと前かがみになって角度をつけると、こう太は器用に体勢を直した。
俺の方がちょっと辛い体勢だ。
「お父さんがエッチなせいだー」
「お前だってエッチだろ。俺の裸見て興奮しちゃうし」
「うっさいハゲ」
冷たい声で短く言われる。
こう太のデレ期は終わってしまったみたいで、今までの蕩ける様な笑顔は何処かに行ってしまい、朝から俺が何か言おうものなら「は?」とゴキブリを見るような視線を向けられる。
おにぎり!早くおにぎりを食わせなければ!!
あの蜜月の日々よ戻って来い!!
「おにぎりで機嫌を取ろうなんて思わないでよ」
「んえ?」
「ハンバーグとコーンバターが食べたいなぁ。あと、塩辛なんかも食べたいなぁ」
「…買ってきます」
さよなら、蜜月の日々よ。
こう太に聞こえないように小さくため息をつくと、こう太がクフフと小さく笑った。
それからピトっと俺に頬を寄せてくる。
「あと、ラッキョも忘れちゃだめだよ」
お父さんが美味しそうに食べているの見るの好きなんだ
そう言ってほっぺたにチューされた。
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