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キス
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「リア、出ておいで」
ただいまベッドの上で寝具にくるまり引き籠ってます。
ファーストキスがブっ飛ぶディープキスをされ悲鳴をあげて逃げました。
耳に残る卑猥な音、絡まれた兄の舌の感触を思い出しジタバタと身悶えする。
「リア」
何度目か分からない呼び掛けにソロソロと隙間から顔だけを出した。
すぐ傍にいた兄の姿が視界に入って一瞬で顔が熱くなる。
気付けば避ける隙もなく、端正な兄の顔が間近に迫り唇が再び重なっていた。
「んぅ!?」
寝具ごと抱き締められ、兄にされるがまま口の中で絡む舌を必死に受けとめる。
「んぅ、や、んっ」
上手く息継ぎが出来ず、口を大きく開けると更に兄の舌が奥深く侵入してきた。
「ん――んぅ――っ」
やっと解放された時には、羞恥と快感で全身の力が抜け落ち、兄に寄りかかっていた。
ゼハゼハ息を乱していると、追い撃ちをかけるように耳元で囁かれる。
「嫌か、リア」
ぞわっとする甘い声。真っ白な思考の中、明確な気持ちを無意識に答えた。
「や……じゃ……ない……です」
兄を嫌いになる事は絶対にない。それだけ言うと意識が遠退いていった。
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