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可愛いって言えない。 2 まふレト
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まふまふ視点
「あ、そうだ。レトルトさんも一緒にゲームしませんか?」
そう言ったのは天月君だ。
「え?けど・・・」
「そうだよ!レトさん!スマブラやろうぜ!」
「キヨ君とやったら絶対負けるから嫌やねんけど」
「大丈夫!まふまふとやったらレトさん勝てるから!」
突然ディスられた・・・。
まぁ、俺もレトルトさんと喋ってみたかったし・・・ナイス。キヨ。
「俺だって頑張りますよ!ってことでやりましょう!」
「えぇ・・・」
えぇ・・・とか言いながらも少し嬉しそう。
良かった。
__________________________________________
「ははははははははははwwwwwwwwwやばいwwww腹痛いぃぃぃwwww」
「・・・」
キヨが床の上で腹を抱えて転げている。
理由は。
レトルトさんが俺に見事に負けたからだ。
「まふまふってスマブラ初心者なのにぃぃぃぃ!!!wwwwwwww」
レトさんはむすっとした顔でテレビ画面を睨んでいる。
よし・・・。今度こそ言うぞ・・・k
「レトさんwww拗ねないでよwww可愛かったよwww」
・・・キヨに先越された
「は、はぁ!??可愛いとかありえんし!!キモキヨいわ!!」
「ちょ、レトさん??!」
・・・その時ね、嫌なとこ見ちゃったんだよね。
レトさんの顔真っ赤だったの。
・・・俺が入るスキはないのかな。
レトさんはキヨのことが好きなのかな。
だから俯いて顔を見られたくないのかな。
「・・・レトルトさん。少し暑いです。俺外行くので付き合ってくれますか?」
俺は強引にレトルトさんの手を引っ張った。
「ま、まふまふくん!」
キヨがきょとんとした顔で見送る。
キヨがやっても可愛くない。
玄関を出ると心地よい風が頬をかすめた。
「まふまふ君・・・ありがと」
やっぱり見られたくなかったんだ。
「・・・別に。レトルトさんの為じゃないですよ。俺自身の為です。」
「え・・・?」
あのね。
レトルトさん。
俺ね・・・。
気づいちゃったの。
友達、ましては初対面の人にこんなドキドキするわけないってこと。
気づいたらダメなのかもだけど、気づいちゃった。
「レトルトさんはキヨが好き?」
「・・・?なんで?」
「顔が赤かったからですかね」
「俺、赤面症だからかな・・・?」
赤面症・・・?
あぁ・・・そういえばそうだった。
すっかり忘れてた。
「そっか・・・まだチャンスはあるんだ・・・」
「え・・・?」
「レトルトさん。俺ねあなたのファンなの。だから、あえてほんとに嬉しかった。」
「そうなんだ!ありが」
ありがとうって最後まで言えなかったのは俺のせい。
俺は嬉しそうに笑うレトルトさんを引き寄せてキスをした。
軽いキスだ。
「ふえ・・・?」
顔を真っ赤に染めて口をパクパクしているレトルトさんの左の薬指にもキス落とす。
「きっと、いつかレトルトさんを落として見せます。絶対ここには俺が指輪を送ります。」
レトルトさんは俺がキスをした薬指を林檎のように真っ赤に染めて凝視していた。
「大好きです。可愛いレトさん」
end
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