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101 朝陽さんへの疑い
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現場間近の車の中。ふと外に目をやると見覚えのある姿が見えた
「朝陽さんだ!」
今からバイトかな?呑気にそんなこと思っていたのも束の間。
朝陽さんが俺に見せるような笑顔で誰かと話している。朝陽さんより少し背の高い人。大学の友達だろうか?
にしても距離が近い。近過ぎる…
ちらりと顔が見えたその人は俺とはタイプが全く違う感じの柔らかい笑みを浮かべている。端から見たら恋人のように見えるだろう。
それだけ幸せそうに肩を寄せあい歩いていた
たまらず朝陽さんに電話を掛ける。
だが朝陽さんは一旦画面は見たもののそのままバックの中にしまった…その行動に愕然とした…
「星。到着したわよ」
「…」
な…何で…?
「星?どうしたの?」
俺が見つめている方を振り替える母にはもう朝陽さんの姿は見えなかった。
朝陽さんたちが向かった方向はホテル街…何でこんなところに…二人で仲良さげに…良からぬ考えが浮かびそれを拭うように頭を降った
「星。行くよ」
「あ…あぁ…」
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