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31. 使命感
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「あぁ…ルイーズならまだ寮にいると思うよ。遅れてくるって言ってたから」
ルイーズ?また別のきょうだいなのだろうか、
その子もレヴィみたいないい子だといいんだけど。
「そう…あの子、まだレヴィにベッタリだったりする?」
「あはは、前より酷くなってますよ…」
2人ともさっきまでの明るい表情と一転して、少しばかり苦い顔で話す
レヴィもルイーズの名前を出された途端、どこか嫌気の指した顔になった
「でも、何かあったら僕がノアを守りますから!」
おぉ…元気だなぁ笑
まだ幼いレヴィの目は使命感に燃えていて、思わずこちらが守りたくなるくらいだ
微笑ましくて口元が緩んでしまう
けど、そのルイーズって子はそんなに変わってるのかな…?名前からして女の子っぽいし、外見はともかく僕の中身はそこまでか弱くない。守られなくても大丈夫だと思うけどなぁ…
守ってくれるのはありがたいけど…とどこか煮えきらないままレヴィを見ていると、ドアが開きまた誰か入ってくる
誰だろう…?
スラリと伸びた背は高く、180はありそうな身長はどことなく威圧感がある
どことなくレヴィと似ている気がするが、顔が整っていることも更に威圧感を与える原因になってそうだ
口は固く結ばれていて、見た目からすると冷たそうだなぁ…と思ってしまう
「子が生まれたと聞いたが、もちろん男だろうな?」
……え?
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