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考えない 甲斐田×千晴【R18】
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甲斐田は俺の首筋に舌を這わせながらズボンに突っ込んだ陰茎を探り当てた。他人の手で触れられる機会なんてそうないそこが、今触られている。
感じたことのない不快感に歯を食いしばると喉元に思いっきりかみつかれた。唾液を纏った歯に強く喉仏を咀嚼される。歯形がついていてもおかしくない強さだ。
「いッ…!」
そのまま食い破られそうな痛みだ。コイツは肉食獣か。思わず仰け反ると俺の体勢に合わせるように身を寄せてくる。曝け出した喉をなぞって鎖骨まで降りてくる。噛みつかれるのとは違う、別の痛みに目をきつく瞑ることしかできない。
「ッ、……!こ、のクソ童貞がッ…っうぁ…!」
あとは捻りのない悪態をつくことぐらいだった。搾り取った罵倒を否定するかのように陰茎をきゅっと握られる。自分の口から出したことのない音が出て、唇を噛みしめた。
「その童貞に、いいように弄ばれる今の気分は?」
「後で覚えとけよッ!!あっ!?おまっなにし……ヒッ…んぁ…ッ!」
竿部分を摩擦され腰が勝手に跳ね上がる。独りの時と全然違う。時折裏筋を指がかすっていくたびに、喉から濡れた声があふれ出した。自分の意思とは違う甲高い声に顔に熱が集まる。
「私の手で、感じているのですよ。いつも見下している大人の手で喘ぐなんて、はしたない……若者はやはり性欲が旺盛だ。もう反応してる」
手を休めることなく耳元で囁かれた言葉に体内の全ての熱が一斉に顔面へと逃げてきたような羞恥心に襲われた。
「キモチイイですか?千晴様?」
耳に直接かかる息が熱いのか、擦る甲斐田の手が熱を帯びているのか、全部全部混ざり合って俺の中に流れ込んでくる。始めての感覚に流されることしかできなかった。意思とは裏腹に甲斐田から与えられる刺激に陰茎は既に起き上がってきていた。目を瞑っていても分かった。
「人とお話しするときは目を合わせるのが礼儀です」
「―――んぁあっ!」
何かを言おうとしたが、うまく言葉がまとわらず荒い息だけ吐きだしていると、強く先を弄ばれた。強すぎる刺激に目の前に一瞬火花が散った。ひゅーと吹き抜けるような息が涎と共に垂れてくる。マスターベーションとは比べものにならなかった。
「こちらを見なさい」
もう甲斐田の言葉に逆らえない。本心がそう感じ取った。恐る恐る目を開けると、自分の陰茎を大きな掌で掴んでいる甲斐田が真っ直ぐ俺を見つめていた。コイツは俺をずっとこんな目で見つめていたのだろうか。自分の手ではしたなく感じている俺を、眺めて。
「私ばかり貴方を見ているのはフェアではないでしょう。たまには貴方も私を見つめてください」
甲斐田が俺に触れていた手を舐めはじめた。俺に見せつけるように唾液を自分の指にまとまりつかせる。水音をわざとたてながら、まるで俺を誘うように。煽られてる、欲を煽り立てられている。この悪い大人は俺に欲情しているのだ。こんな年下の子どもに。馬鹿みたいだ。
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