アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
慰め愛 東條×赤松
-
「いやー相変わらずそっけない部屋だねーいじりがいがないなーグラビアのポスターとか貼ったらどうー?一気に生活感が増すと思うよー?」
「叩き出されてえのか」
「結構外寒いから勘弁してほしいなーあっビールあけていいー?」
「好きにしろ」
じゃあ遠慮なく。自分で持ってきた缶ビールをあけた赤松を俺は意味もなく見つめていた。
最近こいつはよく俺のところに来る。
そういう時は決まってこいつの機嫌は良くなかった。
いくら表面を取り繕ったって、雰囲気までは隠せていない。しかもそれがばれていないと思い込んでいるに違いない。態度が堂々としすぎていて逆に怪しい。
そんなところはまだ子どもなんだなと滔々と再認識する。
だがこの仕事はこいつにとっての転職でもあるんだろう。
隠しごとが下手なら向かない気がするが、他の部類において赤松は俺以上に優れている。ダメな部分をいい部分で補っているといったところか。
俺なら完璧に隠せる自信しかないのに。今みたいにな。
「んー?なに俺の顔に何か付いてるー?」
「いかにもアホ臭そうな面してるなって思って」
「ひど!?」
ぎゃーぎゃーわめく赤松をシカトして俺も酒に手を伸ばした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
25 / 60