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うまく言葉にできない東條×千晴
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東條さんとの、まあそのなんだ。察してほしい。
とにかくめっちゃくちゃ気持ちよかった。なんだ東條さんはテクニシャンなのか。なんだか悔しい。
この世の気持ちよさとか心地よさとかを一気に詰め込んだような快楽の量。余韻にまだ頭がふわふわしている。このまま寝てしまいたい。
シーツに包まってぼーっとしていると東條さんが戻ってきた。鍛えられた上半身はまださらけ出されたままだ。
手に持っていたペットボトルを俺の額に押し付けてくる。冷え切った冷たさに変な声が出た。
「茹ってんじゃねえのか。顔まだ赤いぞ」
「うっううん大丈夫です。ちょっとボーっとするだけで」
そう答えると喉の奥で短く笑われる。ぐしゃぐしゃと俺の髪の毛を撫で回しペットボトルをひざの上に落としてきた。ひんやりした感覚に少し目が覚めてきた。
慣れているのかなやっぱり。もう俺との違いがはっきりしすぎてた。完璧に俺が手を引いてもらっている状態で、東條さんが前にいて。あわあわしていた俺と違って、余裕綽々な態度だし。
慣れているということはやはりその分回数をこなしてきたということ。そう思うとなんだか少し気が沈んでくる。俺は初めてなのに、東條さんはそうじゃない。整った唇で何人甘い言葉を囁いてきたんだろう。その腕でどんな美人を抱きしめてきたんだろうか。考えるだけで気が滅入りそうだ。
「今はアンタしか見てねえから心配すんな」
ばかげたことを考えていると、東條さんは言った。驚いて顔をあげると優しい微笑と目があう。
そんなに不安そうな顔をしていたんだろうか、俺。思考をよまれてちょっと恥ずかしかったけど、その言葉に喜びがこみ上げてくる。顔がにやけるのを止められなかった。情けない面になってなかったらいいけど。
「東條さんもうかっこよすぎてなんかずるいです」
「何言ってんだ。今日は疲れただろ。もう寝ろ」
「今度は俺がちゃんとリードしますから!とりあえず目標は東條さんを気持ちよくすることに設定しときますね!」
「頼む今すぐ寝てくれそしてその目標は永遠に忘れろ」
やっぱり俺、東條さんが好きだなぁ。
再確認できた事実を胸にしまい、東條さんに抱きついてその夜を明かした。
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