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歯磨きプレイ 赤松×東條
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やっと気が済んだのか赤松は歯ブラシを東條の口内から抜き取る。
引き抜く際に飛び散ったのは唾液か泡だった歯磨き粉か。混ざり合ったものかもしれないしどちらか一種類のものかもしれない。
「テッテメェ…」
東條は目元を赤くして息を乱し口元からは白濁とした液が糸をひいている。いつも気難しい表情を崩さない東條が。自分を睨み付けるように肩で息をしている。とても官能的だった。簡潔にまとめると、エロい。
男の癖に時たま情事中の女のような顔をするのだからたまらない。普段は絶対にこんな顔をしないであろう男をおとしたのは紛れもなく自分なのだ。そう考えると目が見開いていくのをとめられなかった。
「…あにすんだ…」
軽くろれつが回っていない東條がそう訴える。
赤松の全身を形容しがたい興奮が駆け巡った。堪えきれず東條の後頭部をわしづかみ唇を重ね合わせた。
「むっ」
また喉を詰まらせたような声をだしてしまった。今度は歯ブラシとは違った生暖かいぬるりとした舌がまだ口内に残っている歯磨きを泡立てていく。二人の唇の間からこぼれていく唾液が台所の電球がぬらりと照らす。
腰が抜けて崩れ落ちそうになった東條を支え、赤松は口元を舌で拭い挑戦的な笑みを浮かべた。
「歯ブラシと俺の舌、どっちが気持ちいい?」
「ぜってぇっぶっ飛ばす…!」
まだ威勢のよさを失わない東條にニィと笑顔を向けながら首筋をなぞるように舌でくすぐった。床に落ちた歯ブラシを赤松が踏み砕く音がした。
こいつどんだけがっついてやがる。ああまた新しいのを買わないといけない。
何処か現実から逃げたことを考えながら首筋に走った刺激に東條は泡だったままの口内を心底気持ち悪いと思った。
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