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雨宿りとハグ 桜井×千晴
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「桜井君これやばいよ。雨降ってくるよ」
「なに!?飴が降ってくるって!?どこから!?棒つきは痛いから嫌だけどなー!」
「それ本気で言ってるの!?ぼけてるんだよね!?」
桜井君の痛烈な言葉に全力で叫ぶ。
その大声も本格的に振り出した雨にかき消された。
雨粒がアスファルトを殴りつける大音量。
視界までも奪おうとする大雨に目が開けられなくなってきて閉じた。
「足立!とにかく雨宿りできるところ探そうぜ!こんなびしょびしょじゃ店の中入れねえから!どっかの軒下で!」
大きな声を出した桜井君はスポーツバッグを片手で頭上にかざし、もう片方の手で俺の手を掴んだ。
大きくてごつごつとした手だった。
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