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挑発戦略 赤松×甲斐田
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「出て行かないよーここの部屋すごく落ち着くんだ。甲斐田さんが出て行ったらどうなんだいー?」
「私の部屋に貴方を独りで残すのは心配通り越して拒絶反応すら出てくるのでやめておきます」
「何で俺を独りにしたくないのー?気を遣ってくれてるのかな?」
「変なことをされそうだからです」
答えた後、あっと己の失態を悟った。弁解しようにも一度でた言葉は引っ込められない。
目の前の赤松が相手ならばなおさらだ。
案の定厭らしい笑みを浮かべた赤松が腰を浮かし、甲斐田に向かって手を伸ばしてくる。
反射で払いのけると、ますます楽しそうな雰囲気を醸し出すのだから、厄介だ。
抵抗を面白がるように撥ね退ける力がある赤松にとって、甲斐田の意思なんてほとんど関係がない。
本気を少し出して見れば目の前の年上の男をねじ伏せることなんて簡単なのだ。それをしないのは後の報復が恐いのと、力だけでねじ伏せても何も面白くないから。
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