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りょーちゃんの不思議
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ただいま昼休み。
俺は安定の膝の上。
誰の?
そりゃ、先輩の。
なんで?
なんでって……一応恋人同士、だから。
「りょーちゃんっ、今日も可愛いっ!」
「先輩…俺、可愛くはないっしょ…」
みんな想像は出来ていただろう。
俺は来宮陵。高校1年生。
俺を(半強制的に)膝に乗せているのは
七瀬暁人。俺のひとつ先輩。
一言で言うなれば……犬だ。
後輩が先輩に犬なんていうのはどうかと思う。
だがしかし、犬なのだ。
「りょーちゃん?俺のこと犬って言ってるの?
ダメだよ、そんなこと言っちゃ。」
「ひっ……」
なになに、なんで耳舐めるの。
俺、ほんと耳ダメなのにさ……
つか、エスパー?
なんで俺の思ってることわかんの?
エスパーなの?エスパーだよね?
「りょーちゃんっ!俺のこと無視とかひどくないっ?!」
「先輩少しうるさい。」
なんで俺は、こんな先輩と付き合っているのでしょうか…
自分で言うのもなんですが、
すごく、不思議です。
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