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③ (R18)
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空は曇りを見せ、ついには雨を降らせた。あれだけの快晴が、一気に変貌を遂げた。
浅海はそれをまだ微かに開いている瞼の奥で、それ見たことか、と心の中で嘲笑っていた。
「……先生、どこ見てるの」
瀬世はムッとして、自身の陰茎で浅海の中を強く突いた。
「あっ!?」
「……よそ見しないで。オレを見て」
瀬世の顔は驚くほど憂いを帯びていて。
浅海は思わずどきりと胸を高鳴らせた。
なんだろうか。ずっとこうだ。
いつもと違う瀬世の表情を見ると、どうしようもなくどきどきする。熱くなる。
なんだろうか。なんだろう。
すごく、奥が疼いてしまう――
「はぁっ……瀬世ぇっ、奥、奥が、奥欲しい……!」
浅海はすっかりとろんとした顔をしていて、瀬世の加虐心を掻き立てた。
「……いいよ、あげる、あげるから……。もっと、もっとオレを求めて、先生」
嗚呼、きっとオレは最初から――
「うぁぁ……頂戴……瀬世っ、気持ち良くしてぇ……ッ!」
「……あはっ……もちろん」
どこかで瀬世を激しく求めていたんだ――
「あっ、やっ、瀬世! 気持ち、いいっ!」
瀬世は激しいピストン運動で、浅海の奥を突いていく。激しくも緩急のついた運動は浅海の中を快感で埋め尽くした。
「奥! 奥熱い! 瀬世、瀬世……怖い、いやだ、気持ちいい……ッ!」
「……可愛い、可愛いよ先生。オレ、ずっと、ずっと先生だけだよ」耳元で囁く。「こんなに好きなのはずっと、先生だけだよ」
瀬世の言葉がじんわりと身体に染み込んでいく。
駄目だ、もう駄目だ。
――心も身体も全部、瀬世に侵されてしまった。
「ひぁっ、駄目だ、そこ、はぁああああ!」
瀬世は上手く一点を突いてくる。前立腺を擦り、浅海の快感を倍増させた。
「あ、あっ、やっ、イク、イク、瀬世……ッ!」
「……イク? わかった、いっぱいあげる……!」
瀬世は『最後の追い』をかけた。
パンパン、と肉と肉が衝突する乾いた音が響く。
「あっ、ひっ、あぁっ、あっ、やっ、やだぁ! イク、イクイクイク! あ、あっ、はぁああああああああああああ! ――」
でも、それでも。
――絶対に、好きなんて言わない。
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