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なんか苦手だったけど良い人なんだろうな‥‥‥僕たち受付嬢の責任者だけあって良く見てくれているし‥。
***
医務室に着くと誰も居なくて、青森次長がテキパキと手当をしてくれる。
要のジャケットを脱がし、ブラウスを捲った。
ジャーーーージャーー‥
水道を借りて流水でひたすら手首を冷やす。冷やしながら痕になったところを揉んでくれる。
「こうやって、冷やしながら揉むと痕が消えるんだ。」
「へぇー!青森次長、物知りですね。」
「呑気なものだな。きみ、今までもあんなことあったか?」
「ないです。竜さんはたまにナンパされてますけど。」
「まぁ、柏原くんなら躱せるだろ。受付嬢が女性の時もよくあって、酷かったよ。馬鹿なやつらだな。男性受付嬢に変えて良くなったと思ってたんだが。」
「青森次長、コストカットの点だけみて受付嬢を男性に変えたんじゃなかったんですね。」
「そりゃそうだよ。大してカットされない。防犯面や、あとは話題性もあるかな。」
「話題?」
「あぁ。男性受付嬢なんて聞いたことないだろ?業界でも初めての試みだろうし、いまやメーカーだけじゃなく金融関係だって話題性のある社内ルールや社風を作り出すのに必死なんだ。」
色んなこと考えてる人なんだな‥‥‥‥‥。
「さぁ、手当は終わりだよ。仕事に戻って良い。」
手首をみたら、すっかり痕は消えていた。
「青森次長、どうもありがとうございますっ!」
僕は満面の笑みで答えた。
すると‥‥‥‥‥‥‥ぐいっ‥‥‥‥‥‥!!!?
引き寄せられ、青森次長の腕の中に包まれた。
「もう今後は気をつけろよ‥。」
「はっ‥はぃ‥‥‥‥‥。」
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