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〜流鬼side〜
思えば浮気をするようになったのは、大学に入って少し経ってからだと思う。
雷牙が髪を切って顔を出すようになった。
いろんな人が雷牙の周りに集まる。
「・・・・・・・・・・」
なぜだかすごく胸がムカムカした。
原因は雷牙。
なんで、俺を見てくれないの?
なんで、そんな笑顔を他の奴に見せるの?
なんで、誰にでも触らせるの?
ドス黒い感情が俺の体に流れてく。
怖い・・・
それと同時に雷牙に酷いことしそうになる。
大事にしたい・・・・・
閉じ込めて・・・・・独り占めしたい
グチャグチャに犯してやりたい。
誰にも会わせたくない。
「ねぇ、聞いてるのぉ?
流鬼く〜ん?♡」
「えっ?
あ、何??」
「だからぁ、きょうぉ〜ルミと、遊びに行かないって言ったのぉ〜?♡♡」
化粧臭い。
だらしなく伸ばした口調も、媚びた目つきも、だらしなく品のない服装も本当は大っ嫌いだ。
・・・・・・・浮気でもしたら、お前は戻ってくる?
・・・・・・・俺とまた2人でいてくれる?
「・・・・・・そうだね・・・・・・」
俺はなんでこのときに選択を誤ってしまったんだ・・・
「いいよ」
このときが初めての浮気だったと思う。
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