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〜雷牙side〜
今は大学の前。
俺は最大ピンチにあっていた。
流鬼が校門のところで誰かを待っている。
いつもよりオーラというかイライラした不穏な空気が流鬼から出ているように見える。
つまり、いつもより数段怖い顔に見えるということです・・・。
一馬さんに車で中まで送って貰えば良かった。
俺の大学は車で来るやつも多いためか学校の敷地内にに生徒用の駐車場がある。
あの時断らなければ良かった・・・
今更後悔しても遅いか・・・。
しばらくすれば流鬼がどこかへ行くかもしれない。
あれから30分・・・
なぜまだいるんだよ!
さっきよりも不穏な空気は悪化していてみんなビビった様子で流鬼の隣を通って行く。
いつも流鬼にまとわりついている人たちも今日はいつもよ り怖くて近づけないみたいだ。
て、こんなとこで観察してる場合じゃない!
とにかく大学の中に入らないと単位ももらえないし、授業に出られない!!
勇気を出して先輩と思わしき人の影に隠れて通り過ぎようとした。
「雷牙!!」
ビクッ!?!?!?
びっくりした。
ちゃんと流鬼に見えないようにしたのに流鬼は俺に気がついて大きな声で俺の名前を呼んだ。
先輩方もびっくりして俺と流鬼を交互に見る。
流鬼がどんどん俺に迫って来る。
反射的に学校の方へ走った。
「あ、おい!!
待てって雷牙!!!」
馬鹿でかい声を出しながら校舎の中まで追いかけて来る。
いつもの流鬼からはありえない声だ。
てか、足早すぎだよ!?!?
あ、リーチのせいか!
いいよな!!足長いやつは走るのも早いってか!?!?
ふざけんな!!!!
いつの間にか4階の特別棟にまで来ていた。
もうヘトヘト・・・
ダメだ、
死ぬ・・・。
ガシッ!!
腕を掴まれて引き寄せられる。
「・・・捕まえたぞ、雷牙。」
俺の腕を掴んだ流鬼は息一つ乱れてなくいつもよりワントーン低い声でそう言った。
俺何か悪いことしたかな・・・泣
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