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30 ちょっとR-18
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〜雷牙side〜
「・・・ふっ、うん・・・ぁ、・・んん・・・」
いつぶりだろうか?
流鬼がキスをしてくれてる。
夢みたいだ・・・
最初は短めのキスもだんだん流れに任せて激しくなっていく。
「んんっ・・・あ、、、」
流鬼の唇が離れると少し寂しい気持ちになってしまう。
「・・・そんな物欲しげな瞳でじっと見るなよ・・・」
流鬼が照れてる!?
あの流鬼が!?!?
驚きと同時に本当に俺のことが好きなんだって知った。
「・・・流鬼、なんかあたってる・・・」////
「・・・そういう雷牙だってちょっと勃ってるぞ?」
2人して顔を見合い笑い合う。
流鬼の切れ長の瞳を柔らかくして笑う顔、大好き。
そんな幸せな時、
「流鬼〜!!!
どこいったのぉ〜??」
この声、昨日の人!
その声を聞いただけで体は強張った!
チッ!
ビクッ!?
流鬼が舌打ちしてビビった
やっぱり他の人も呼んでるんだ・・・
さっきまでの幸せな時間が嘘のように冷めた。
「・・・ゴメンな雷牙・・・ちょっとだけ静かにしていてくれ」ボソッ
耳元で言われて少しゾクゾクする。
「おっかしいなぁ〜?
先輩達がこっちの方に走って行ったって聞いたんだけど〜?」
そのままその人は奥の部屋に気がつかないまま教室を出て行った。
知らなかったんだ。
てか、流鬼が他の人も呼んでるなんて一瞬でも疑った自分が嫌だった。
「・・・出てったな?
このまま雷牙を押し倒したいけど、全部片付いてからお前を抱きたい。
じゃないとまた、俺たちはダメになると思う・・・
でも、俺の気持ちは何があっても変わらない。
愛してるよ、雷牙。
この部屋はいつでも来てよ。
俺とお前の秘密の場所な」
そう言って流鬼はソファーから立つと部屋を後にした。
そういえば授業出てなかったな・・・
どうしようか悩んでいると、メモが残っていた。
“どうせ話し合いをしたかったから授業の方は俺の友達に出席票出しといてもらったよ”
メモにはそう書いてあって助かった。
時間を見るともうすぐ16時になりそうで俺は急いで部屋を出て正門を飛び出した。
流鬼のこと、もう少しだけ、信じてみようかな・・・。
キスを受けた唇を触りながらそんなことを考えていた・・・
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