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〜流鬼side〜
2人で食べた朝食は、日本食でいつもより美味しかった。
雷牙がいるだけでいつものご飯よりもっと美味しい。
つい嬉しくて雷牙と喋ることもなく黙々と食べてしまった。
食べた皿を洗いながらがっかりしていると、雷牙がそばに寄ってきた。
「なぁ、流鬼?
今日はどこかに出かけるのか??」
俺の裾をちょこっとだけ摘んで上目遣いで話す雷牙
か、、、可愛すぎる!?!?!?
小さな子犬に見えてきた。
困り眉毛でうるうるの瞳なんてなんちゅう兵器だよ!?
「き、、今日は、講義もないしずっと家にいるかな?
雷牙はどこか行くのか?
それとももう家の方に帰るのか??」
そう聴きだすと突然雷牙がもじもじして何かをいいかけてる。
「……………たぃ………。」
「え?
ごめん、あんまり聞こえなかった??」
「!?
で、、、デェート、、、したぃ、、です。」
「………………………」
か、かわいい!!!!!!
可愛すぎる!?!?可愛すぎて語彙力なくなってきた。
だって頑張って誘ってくれているんだよ!?
好きなやつからそんな事言われて、こんな上目遣いされたら何がなんでも行くよ!?!?!?
可愛すぎ!!!
しばらく反応をしない俺を見てうつむく雷牙。
「……やっぱり、いきなりだったよな、
ごめん。今の忘れて?」
俺がなかなか反応しないのを雷牙は勘違いして、ちょっと泣きそうになりながらどこかに行こうとする。
「え、あっ!?ごめん!?!?!?
可愛くて反応を忘れて、じゃなくって!!
俺こそごめんな。
いいよ。ひさびさにデートしよ。
どこか行きたいところあるか?」
ちょっとびっくりした顔をして笑いながらどこでもいいと行ってくる雷牙。
今度は可愛いじゃなく、綺麗だなぁって思った。
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