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「間城君、君のクラスがわかったよ!」
「本当ですか……!?」
「ああ。君は1年B組のクラスだったよ?」
「1年B組ですか、わかりました!」
僕は自分のクラスが何組がわかった所でひと安心して胸を撫で下ろした。
「その、松本先生ありがとうございます!助かりました……!」
「なーに、どう致しまして!これでも先生は生徒のみんなには頼れる教師だって慕われているから任せときなさい!」
松本先生はそう言って拳を握るとガッツポーズをしてみせた。その隣で浅川先生はタバコを吸いながらひと言呟いた。
「……頼れる教師ねぇ、お前の場合は単にパシりに使われているだけだろ。なにせお前は昔からのお人好しだからな。だからみんなに舐められてんだ」
「何か言いましたか?」
「べーつーにー」
浅川先生はそう言うと、口からタバコの煙をプカプカ吸って吐いた。
「そう言う浅川先生も人のこと言えますか?」
「何?」
「そうやってウンコ座りしてタバコを吸って、まるでその性格治りませんね。あの頃のままと一緒じゃありませんか?」
「んだと……!?」
その瞬間、浅川先生は持っているタバコを投げ捨てると、いきなり松本先生の胸ぐらをグイッと掴んで睨んだ。僕は投げ捨てられたタバコを慌てて右足で消すと、取っ組み合いしそうな二人を止めに入った。
「ちょっ、ちょっと落ち着いて下さい……!」
「やかましいわ!このダボ!すっこんでろ!」
「ヒェ~ッ!」
僕は止めに入るどころか、浅川先生に突き飛ばされて後ろに尻餅をついた。
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