アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
おかえりなさい
-
ガチャリ。
憂鬱な気持ちでドアを開ける。
「おかえりなさい!!今日もお仕事お疲れ様!!今日はちゃんと栓してあるからお風呂ちゃんと沸いてるよ!!!」
「いい」
頭に響く声に、頭痛がしそうだ。
「あ、それともご飯先に食べる?今日はね、ハンバーグ作ったんだ!ちょっと焦げちゃったけど…。」
「いらない」
もういい。うるさい。黙れ。
そう叫んでしまいそうな気持ちを抑えながら、寝室へ向かう。
「…そうだよね!お仕事で疲れてるもんね!お腹空いたら食べれるようにここに置いておくね」
はぁ。思わずため息が溢れる。
「…おやすみなさい」
背中に投げかけられる悲しそうな声。
その声を無視し、スーツを脱いでベッドに潜り込む。
疲れているせいか、俺はいつもより早く眠りについた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
2 / 19