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39 新たな感情
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1人でシャワーを浴びていると快が入ってきた
「え、一緒に入る気?」
「俺も裸なんだら風呂入りに来たに決まってるじゃん」
浴槽は2人で入っても多少余裕があるくらいの広さはあるが体を見られてると感じて落ち着かない
「ねぇ蘭夢は俺とヤッてる時何考えてるの?」
その直球な質問に思わず頭を洗っている手が止まる
こんな時はどう答えたらいいのか
もし学校に行きたいとか、快のこと以外の事を考えていたらまた殴られるかもしれない
だからといって、嘘でも快の事考えてるなんて言えない
「特に何も考えてないよ」
「俺の事考えてくれてないの?」
ほら始まったよ〜
「いやまぁ、快に抱かれてるんだからもちろん快の事は考えてるさ」
って言っとけば事が収まるから言ってしまった
自分を守るための言葉
髪の毛を洗い終わり、快が先に入っている湯船に足を入れた時、快が自分の方に寄せようと俺の腰を引き寄せた
「なッ...!!危ないだろ!!ばかか」
快の腕の中にスッポリ収まってしまい、腰辺りに快の股間が当たる
すると蘭夢の顔を左向きにした快がそっとキスをした
「本当に大好き。責任とってよ」
「頭を大丈夫か?のぼせたんじゃね?」
なんだか快の大好きという言葉が胸の何処かでトクンと微かに跳ねた気がする
どうしてだろう、なんかモヤモヤくるこの感じ
まさか...
俺が快に対して...
好き?とか??
嘘だろ?
違うよな?
ずっと忘れかけていたこの感情
中学校のとき付き合っていた彼女に対して好きだった時と同じ感情だ
本当に?俺が...快の事を...??
そんな感情を認めたくなくて、快が俺の腰に回している手を解くと浴室を出た
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