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47 誘拐1
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ドアがガチャと閉まる音がして後を振り向いた途端、銀色に光る鈍器か何かで頭に向かって殴られた
「あ"ッ...ッいっ...てぇな...ぁ」
『蘭夢くんみたいな売れる子が1人で歩いてちゃ駄目でしょ?でも捕まったのが俺達で良かったね』
嘘だったんだ
最初から
俺本当に馬鹿だ...
横向きに倒れたまま、あまりの痛さに体を動かす事が出来ない蘭夢の顔を覗き込む4人組
『蘭夢くん、よく見ても良い顔してるよね』
『すげぇな、こいつ。いつものそんじゃそこらの奴らとちげーぞ、気も失わねぇーし』
『早く撮るだけ撮って、輪姦(まわ)そーぜ』
まわす?なにそれ、
体が少し動かせられるようになり床に手を付いて起き上がろうとしたら腹部に蹴りが入る
「がはッ...はぁ...ふざけん、じゃねーぞクソ野郎」
いつものように反抗すると髪の毛を捕まれ無理矢理立たされベッドへ投げられた
『汚い言葉遣いだね。ちゃんと躾ないと』
1人の男が蘭夢の袖をまくり右腕を抑えて、もう2人の男が上半身が動かないようにと首と左腕を抑えた
3人目の男は小さな注射器を右腕に刺してくる
「やめろッよ」
暴れても脚しか自由が効かず、そんな姿を4人目の男がビデオカメラで撮影している
すると以前、快に媚薬をもられた時と同じ感覚に襲われた
怖い怖い怖い怖い怖い怖い
前みたいになったらと思うと怖くて呼吸が乱れる
『おいおい、これ今まで使ってた媚薬より強いやつだけど大丈夫なのかよ』
『このくらい使わないと蘭夢くんの躾にならないでしょ』
体が熱くなる
「はぁ...やだぁぁ...かい、かい、たすけて」
『んなのこねーよ、』
自由が効かない体に着ていた服は全て脱がされ、ずっと撮影されていた
せっかく快と外出だったのにどうしてはぐれちゃったんだろ
どうしてついて行っちゃったの俺
美味しい飲食店についたら何話そうかとか、どこに買い物いこうかとか、期待していた物が全部俺のせいでこんなことになった
『体まで綺麗じゃん!』
『ちゃんと泣き顔もうつせよ〜』
『蘭夢くん、この中で玩具2個えらんで?』
目の前にある玩具は沢山量がある
男性器の形をした玩具、バイブ、ローター、細長い棒やゴツゴツした形の玩具など見たことのないものばかり揃っていた
「いやだ...むりっ...離してっ」
『早く選ばねーともう1本打つぞ?それとも殴られたい?』
「...ッ」
蘭夢が選んだのは、小さなロータを2つだった
『しってる?目隠しした方がもっと感じやすくなるよ』
そういわれると目隠しをされ、掴まれていた腕が離されたとおもったら、腕を後ろに回され手錠で拘束されてしまった
『じゃ〜ここにつけようかな〜』
何も見えない蘭夢は何をされるか予想もつかず、ただ恐怖に怯えるしかなかった
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