アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
日本号と酒と御手杵
-
長谷部はあの後清光と安定に
引きずられながら部屋へ連れ込まれた
雪希には見せられないから、小狐丸頼んだよっと
言われ、雪希は小狐丸に抱えられたまま居間に運ばれた
そこには二人がテレビを見ていた
「ん?小狐丸どうした?」
茶髪の緑色のジャージが目に映る長身の男士が
こちらへ気付き近づく
「ふむ、御手杵か…
半刻程経つまでにここに全員呼べ
近侍争奪戦を始めるそうだ」
小狐丸は冷静にそれを言うと
その御手杵という男士は
「おお!ついにか!!!!
…って、
もう近侍はあの二人に決まってたのかと思ってたぜ!!!!
そうか、俺らにもチャンスがあるんだなー!
おい、日本号!
日本号も手伝ってくれ!!!!
みんな呼ぶんなら俺だけじゃ時間かかるからさ!」
御手杵がテレビの前を陣どって酒を飲んでいる男をつつく
「んぁ?
何だってぇ?俺ァ今忙しいんだが?」
「はぁ?お前、それただ酒飲んで動きたくないだけだろぉ?…もぉ…」
ヒックと顔を赤く染め黒い髪の毛をボサついてくくっている男士、日本号がいた
簡単にあしらわれた御手杵はやれやれという
それを聞き、小狐丸は雪希をかかえたまま
「ふむ、そうですか…
日本号のためにとは言いませぬが
兄様と遠征へ行った時、
とてもいい酒を見つけたのですがねぇ…」
ピクっとその言葉を聞いた日本号が少し動く
その動きを見てさらに話を進める小狐丸
「いやぁー、残念でございます
今回のこの皆を集めるのを手伝ってくださった方のみに
のませようと思っていたのですがね?
いやいや、日本号殿なら手伝ってくださると思いましたが………
忙しいのであれば仕方ありませぬ
ささ、御手杵私と一緒に皆を呼びましょう
その後に…兄様と私、御手杵の
三人でのみましょうではないか」
「おお、そりゃあいいな!!
俺なんかでよければ有難くのませてもらうぞ!」
御手杵がやりぃっと喜んでいると
なんだか話についていけない雪希が
小狐丸の服を引っ張る
「ぼ、く…もて、つ、、、だう!
の、、めない…の?」
いじいじとする雪希
それを見て御手杵は
「ははっ!
雪希だっけ?
まだ未成年だろ?お酒はまだな!
…あー、それならさ、
この前粟田口から貰った林檎の蜂蜜入の
ジュースならあるぞー!!
持って行ってやるよ!」
「雪希様もまざりたかったのですね?
ふむ…分かりました
私の方でも雪希様に合う飲み物を探しましょう」
なー?っとニカッとした笑顔を向ける御手杵
クスッと優しく微笑む小狐丸
それを見て雪希はこくこくと縦に頭を振る
「はは!
いい反応だ!」
「そうですね雪希様、
今日の夜は兄様と私、御手杵と新たに雪希様も加わって
四人で飲みましょうかね?
そうと決まれば善は急げですな
では、雪希様と御手杵行きますぞ」
「おーう!!!」
「う、ん!」
三人で部屋をあとにしようとした瞬間
「ちょっと待て…」
日本号がゆらりと立ち上がった
「酒があんならそれならそうと早く言えよ!!!
俺だって手伝ってやる!!だからその酒…飲ませろ!!!」
そう言って御手杵の首に腕を手を回しながら
引きずる
「おら!
早く行くぞ!!!!」
「え?え?ええええええ!?
ちょ、俺は雪希と会話したかっっっ!!!!」
御手杵達はその部屋をあとにした
小狐丸はニヤニヤしながら
「さ、てと…気を取り直して雪希様、行きましょう」
「うん…」
ー御手、、、杵…さ、ん大…丈、夫か、、な?ー
雪希は少し御手杵を心配した
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
12 / 27