アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
鶴と僕と狐
-
雪希はずっと抱きついていた
鶴丸も抱きつく
お互い生きていることを確かめるかのように
「あ、、、い、、た…た…」
方の方が濡れはじめたのがわかる
多分我慢の限界だったのだろう
優しく背中を撫でる
「…嗚呼…俺もだ…」
「も、、ど、、、こ、に、、も…
い、、、か、ない、、でぇ…」
ポロポロ大粒の涙を流しながら言う
ーそうか…もう、、、
こいつは辛い思いをしているのかァー
そう考えながら
鶴丸は雪希を真剣な瞳で見る
「当たり前だ…
俺はもう絶対どこへにも行かない
それにしても…
はは、全く…
泣いた姿も美しいとはなぁ…」
ふわっと笑みを浮かべた
「全く…雪希様は…どこまで行ったのでしょうか…
外のトイレに行くと言い、もうかれこれ………」
それを言っていたが言葉が止まった
少し森の方で鶴丸とそれに抱きついていた
雪希がいた
そして…
「ん……ぅ…」
ーチュッ…ペロ…ー
「ん…」
ーなー
小狐丸は目をパチリする
その光景に
ーな、、、なー
もう一度、現状を見る
驚きを隠せないまま
ー…な、、、、なんですとぉぉぉぉぉぉおおお!?ー
小狐丸は鶴丸と雪希のキスシーンを見ることとなった
後ろの木に隠れる
「…な、な、な、な、な、!!!!
なぜ、鶴丸が!!!!!!(小声)」
小狐丸は驚きのあまりテンパる
しかし…
周りの紫陽花には水が滴り
太陽に照らされて輝く
その光景に目を奪われる
二人がいる場所がまるで別世界に見えるかのような…
そんな幻想を抱かせるほどの美しさがあった
「…ん……ふっ…あ…」
唇が離れたと同時に雪希はん?っと声を漏らす
鶴丸はその顔を見て微笑む
「もう、、、、誰にも渡さない…!
雪希…お前は…」
その次の言葉をいう時には
鶴丸はこちらに視線を向ける小狐丸に
目を向けて
小狐丸は身震いをした
「俺の大切な存在だ…
何があろうと俺が護ってみせる…!」
強い視線と殺気を感じた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
15 / 27