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三条派の刀達
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雪希はその言葉を聞き微笑む
「や、、く、そ、、、く…」
ん、と小指を出す
鶴丸はそれを見て
嗚呼約束だなと言う
「そ、ろ…そろ…も、ど、、、ら、な、、きゃ、
こ、、ぎ、つ、ね、、、ま、る…
ま、ってる……」
「そうだな、待たせるのは悪いなぁ!
多分、三条の部屋に行くんだろう?小狐丸のことだ
俺がそこまでつれて行こう!」
雪希はそれを聞くなり笑う
「つ、る…ほう、こ、う…お、んち…」
ふふっと口を塞いでるつもりでも漏れて笑い声が聞こえる
「…!お、俺はあの時はだな!?
主からもらったすまふぉ?がまだ慣れてなくて…!
右も左もわからなかったからだ!
そんな、君…笑うなよォ…」
やれやれと鶴丸が笑いながらいう
小狐丸は驚く
雪希のあの笑顔と
鶴丸の本当の笑みを見ているのだ
鶴丸はいつも笑っているが
本当の笑みはそうそう見れない
だからこそ、今の光景に驚いているのだ
あそこまでやさしい笑みを浮かべているのを
見るのは初めてだったから
小狐丸は急いでその場をあとにする
ー急いで三条の方へ戻らねば…!
雪希様に怪しまれるのだけは避けたいー
ドタドタドタ
「む、小狐丸の神気だな?」
三日月が言う
「なにをあわてているのでしょー?
まったく、せっかちなのか、おてんばさんなのか…」
小さな白髪の赤い瞳の少年がいう
その横に大きな男性が
「初心に戻ったのであろう!のぉ!今剣」
「おやおや、小狐丸に限ってそんなことはないだろう?
全く君たちは小狐丸をいじるのが本当に好きだねぇ…」
ニッコリと笑う緑色の着物を待とう男性
「ふむ、しかしなぁ…
小狐丸は意外と子供らしいところはあるぞ?」
ふふっと笑う三日月
それを遮るかのように
「小狐丸!ただいま戻りまっ、、ゴホッゴホッ!!!!」
ゼェゼェと息を荒らげながら咳き込む
それでも小狐丸は平然と
何事もないかのように座り始めたので今剣が
「どうしたのです?小狐丸
ずいぶんだらしないですね?」
ツンツンと頬を指でつく
小狐丸は
「べ…つに…なんにも…ない、、、、(ゼェゼェ)」
それをきくと今剣はふーん、とだけ言い
先ほどいた場所に戻る
「はて、雪希はどうした?
一緒で来ると行っておったであろう?」
三日月がはて?と首をかしげならいう
それに肩を震わす
「そ、それは…」
「どした?小狐丸?
まさか振られたか!笑笑」
大きな体をした男性がいうと
小狐丸の体は少しピクっと動いた後
「…(ポロ)」
「「!?」」
静かに頬に涙を流した
「ちょ、い、岩融!
あなたなにいってるんですか!?
小狐丸をなかせるなんて!」
今剣がキーっ!と怒る
「ま、待て!?
お、俺は悪くないだろう!?」
「いんや、今のはお前が悪いであろう?
石切丸もそう思わぬか?」
緑色の着物をまとう男性石切丸はうーんと
首をひねりながらも
「今のは…岩融の台詞はよくないかな…?」
「な、、、、お、俺が悪者か…」
シュンとしていると今剣が
「どんまいですよ!岩融!」
優しい言葉なんてかけまいと
ただただ子供の無邪気な笑顔で言ったのであった
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