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2時間目終了のチャイムの音が鳴る
「茜ー、次理科室だってよ。」
「うん。行こう」
僕の名前を呼んだ中田凛人(なかだりんと)は家が近所で幼馴染み。
今ではもう家族のような存在
何かとお世話になっている。
頭は悪いし行動も馬鹿だけど
ルックスと運動神経のおかげで女の子からはなかなかの人気を博している。
そういえば、この間凛に貸したノート、どこにやったっけ…
「あっ、そうだ。この間茜に借りたノート返してなかったわ。」
お前か。
「ごめんよう」
ふざけた調子で抱きついてくるが、
日常茶飯事なので放っておく
「…」
理科の教科書とノートを重ね、筆箱で凛を軽く叩いてから歩き出す
…重い
「…邪魔なんだけど。」
「うぇー!?茜辛辣!」
イヤイヤ離すとタタっと軽い足取りで自分の机の上の荷物を持ってきて、ようやく理科室に向かう。
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