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彼は動揺したのも束の間、唇を噛んで頷いた。
相当キツかったんだろうね。俺が思っている以上に。
「なぁに?口で言ってくれなきゃ…」
わかんないよ。
そう言おうとしたけど、黒くて綺麗な髪に吸い込まれるように、彼の耳に口を押し付けて
強請り方を教えてあげた。
すると彼は今までしていたことがすべて嘘だったのかと思ってしまうくらい恥ずかしがって、そんなこと言えないなどと言い始めた
「嘘でしょ。さっきまであんなにやらしく腰振って気持ちい気持ちいって言ってたのに」
俺は、強請らなければ永遠にイかせないつもりだった。
彼がそれを悟ることも知っていたけど。
それに、茜くんは俺が教えたことばをちゃんと覚えていたからね。
本当にいい子。
一言ひとこと、荒ぶる息に飲み込まれないように必死で紡ぎあげるのが官能的で愛しかった
俺はこの時既に、心のモヤモヤの正体を知っていたのだと思う。
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