アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
54
-
僕が押し倒されると、ギシッとスプリングの音がして背徳感に震える
「嬉しい?僕に遊んでもらえて。」
「…っ」
顔が赤くなっていくのを誤魔化すために廣川くんに抱きついたのに、それを察した彼は僕を引き剥がして顔を覗き込んだ
「ちゃんと言わないと、捨てるよ」
「や、やだ…」
「はやく。」
はやく、という廣川くんの声はなんだか汗ばんでいて、僕に体調を心配させるものだった。
「ひ、廣川くん、寝てた方がいいんじゃ…」
「…茜」
「え…」
いきなり名前を呼び捨てで呼ばれたのと、
今までのヘラヘラとして余裕のあった廣川くんとは全く違う、余裕のない声に驚いて、背中がゾクゾクした。
しっかりと、彼と目が合う
「ねえ、茜…」
「…はい」
「僕…」
「…」
「君のこと、好きみたいだ…」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
54 / 77