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「…ッはぁ、は…」
「…っはぁ…」
唇が離れると切なくて悲しいのに、その痛みがさっきまでキスをしていたことを実感させてくれる
ずっと目を閉じていたせいで廣川くんの睫毛に涙がひかっている
綺麗だ…
もう、何がとかじゃなくて、彼の存在が眩しくて愛しい。
「好き…」
すんなりと。驚くほど呆気なく『好き』という言葉が口から出た。
廣川くんは一瞬驚いた。僕の方が驚いているのに。
でも廣川くんはすぐに目を細めてふっと微笑んだ。
「知ってるよ。」
ああ…もう。
廣川くんは本当にずるい。
そんなに綺麗に笑ってくれるなんて。
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