アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
69
-
聞こえていないはずの、『すき』を合図にしたように、僕らは抱き合って激しく互いを求め合った
「…んッ、ふ…ん…」
廣川くんは、左手で僕の背を抱いて、右手で胸や腹をまさぐった
彼の手が、キスが気持ち良くて、理性が飛んでしまいそうになる。酸欠でクラクラする頭でさえ廣川くんのせいだと思うと、このまま死んでしまってもいいんじゃないかと思えた
「ふ…ん、ひろ…か、わく…」
名前を呼ぶと、さらにキスは激しくなった
廣川くんの舌が僕の歯列をなぞって、刺激に背筋が震えた。たまにぶつかる歯でさえ嬉しい
「ふぁ…んっ、んぁ…」
自分の舌と、唇の間から僕じゃないような甘い声が漏れているのが聞こえる
あぁ…僕、廣川くんに犯されてる…
中からじわじわと。それに気付いた時には、もう遅い。
欲しい
廣川くんの、全部全部。
「…シよ…?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
69 / 77