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S r M f S r で『 哀 』
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「……まふ、」
「ヒッ……そ、らる…さ……っ」
低くて、安心できる声。
…それは、ぼくの信頼できる唯一無二のパートナーの声。
「…ここ、座って?」
いやだ。
そんなこと言ってそらるさんを怒らせちゃいけない。
そんなこと言ったらまたぼくは怯えないといけない。
「わかりました」
『まふの泣いてる顔を見たい』
なんでもします………その答えだった。
ぼくの本当を知った。
ボクを知った。
そらるさんにだけは秘密にしたかった、ボクを知った。
『まふ、俺だけの_____________
「…ふ…………まふ……まふ」
「!…ご、ごめんなさい………」
「……」
そらるさんが困ったように笑う。
……こんなに柔らかく笑ってるの見るの久しぶりだな。いつぶりなんだろう。
「あのさ、まふ」
「はい…」
「今までずっと、我慢してくれてたよな。俺のわがまま聞いてくれてたよな」
「いきなり、どうしたんですか?」
「あのさ、俺を…………殺してくれよ」
「!」
「そしたらまふは、幸せだろ?」
『殺して』
その言葉がボクを思い出させた。
「どうして、ですか…」
いつの間にかそらるさんの顔を伺うのが癖になってたみたい。そらるさんの顔は、穏やかで優しかった。それと一緒に、哀しい。
「もう、まふに無理させたくない。もうまふを傷つけたくない」
だから、
そう言ってぼくにナイフを握らせた。
「俺を、殺して?まふがいいの…」
「…」
迷ってるのかって?……全く迷ってない。もう答えは、決まってる。
そらるさんが真紅に染まる。こころなしか、すごく嬉しそうな顔をしてる。
…………多分そらるさんは望んでないけど、たくさんわがまま聞いたでしょ?
1度くらいワガママ聞いてよ。
ボクも隣で、眠らせて。
======✂︎( º言º)✂︎======✂︎( º言º)✂︎
解説的な。
まふくんの秘密は快楽殺人(?)という趣味です。
それを知ったそらるさんはまふくんで遊びます。
だけどそれは少し不器用なだけで、ほんとはまふくんのことが好きなんです。
その不器用さがまふくんを傷つけているのを分かっているのに止められず、最終的にまふくんに殺してもらうことを願います。
まふくんは望み通りそらるさんを殺してしまいますが、どんなそらるさんのこともほんとは大好きでした。
だから、まふくんも、一緒に________
つまりはっぴーえんどですよかったね。←
『ぼく』と『ボク』を使ってるのも意味あったりしますまる
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