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. 善side
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皆んなが食べ終えた使い捨ての容器を持って近くのゴミ箱へ向かう事にした。
ゴミを捨てると、トンと肩を誰かに叩かれる
「………えっと、何ですか?」
肩を叩いたのはさっきの二人組だった。
どちらとも俺より背が高くて、体格もいい
「ちょっとさ、あっちで話あるんだけど来てくんね?」
いかにも悪い予感しかしないお誘いに頷く人なんて居るのだろうか
けれどここで首を振って相手の勘に触れば良くない結果が待っているに違いない
「お話しですか?ならここで聞きます」
相手を怒らせないように、穏やかな顔を務めてそう言うけれど
……あぁ、駄目だったみたい。
「ちょっと、ごめんなぁ」
「……っぅ」
みぞおちをドンっ、と強い力で殴られて息が出来ない
声を出そうにもどういう訳かうめき声しか出ず、助けも呼べそうにない。
周囲の人もただのじゃれ合いにしか思っていないのか、面倒事には関わりたくないのかの二択で無いもののように扱われた
立っているのも辛く倒れてしまいたいのに体は二人組の男に支えられてしまう
そのまま、元いる場所からどんどんと離れて行って力の入らない足では逃げる事も、抵抗する事も、不可能だった
***
「……いっ、」
「とりあえず逃げれねぇように足やんねーとな」
ガンッ、と足を思い切り蹴られて鈍い音が響く
多分折れてはないし、歩けるけどこいつらから逃げるスピードで走ることは不可能だ
呼吸も、声も、元どおりになったのにこんな離れた場所じゃ誰にも届かないだろう
これで本当に逃げられなくなった
「…何、するの」
情けなく声が震えてしまうけれど、目だけは睨みつけるように相手を見据える
「あっはは…っ、分かんねーの?恨むんなら俺らじゃなくて、その顔を恨めよな」
水着を一気に降ろされて血の気が引く
それから一人の男には馬乗りになられ、もう一人の男はズボンを脱ぎ始める
だって、これから起こり得る事が予想出来てしまうから
「嫌だっ、……触るな……っ」
「力よぇー。そんなんじゃ男には勝てないよ?」
「そーそー、抵抗するだけ無駄だから」
ベタベタと触る他人の体温が
気持ち悪い。
「嫌だ……っ、離して…いやっ」
もがいてどうにか男の下から出ようとするけれど、びくともしない体に自分の無力さを思い知らされる
「かーわいー。抵抗しちゃって。
最初はこれ咥えな。歯立てたらどうなるか分かってるよな」
「いや………ゔっ」
顔を背けても口を閉じても手でこじ開けて入ってくるソレ。
噛んでやろうかと歯を立てると馬乗りになっている男に腹を殴られる
「あははっ、何。泣いてるし」
「次はこっちな」
涙が頬を伝って砂浜にシミを作る
今までの楽しかった時間が嘘みたいで
「ひっ、」
後ろにやけに硬いものが当てられる
冷や汗がぶわっと溢れ出して嘔吐感がこみ上げる
「離して……っ、嫌だ…それ、やめろ…っ!」
「へぇ、こんないい反応出来んだ」
「……ゔっ」
狭いそこを無理矢理こじ開けるように入ってこようとするそれから必死に身をよじって砂まみれになって肌が擦り切れる
それならいっそ肌が切れて、傷でも何でも付けばいい
他の事に意識がいかないように
「助けて……」
それでも、口から出たのはその言葉で
頭の中に思い浮かぶのは爽太君の顔だった
助けて……
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